- 火口
- 火山の噴出物(溶岩、火山灰、火山レキなど)のでるロート状の開口部。火山の活動が行われていない(火山噴出物のでていない)休止期は、火山噴出物によって閉ざされています。
- 割れ目火口
- 場所によっては、丸い穴の火口でなく、細長い割れ目状(数100m〜数10kmにも達することがある)からマグマが出てくることがあり,火口の形からこの様に呼ばれます.
- カルデラ
- もともとスペイン語の大がまの意味です。マグマだまりにたまっていたマグマが噴出してしまうと、マグマの分地下スペースができてしまいます。この地下のスペースを埋めるために陥没(凹んで)してできた火山地形をカルデラといいます.有名なカルデラ地形として、九州の阿蘇火山があります。
- スコリア丘,噴石丘
- 火口の近くに火山砕屑物や溶岩などが堆積し、コーンのような山を作ります。
- 溶岩ドーム
- 粘りけの高い溶岩が,そのまま地上に噴出しドーム(おわん)状に固まった火山地形のことです。雲仙普賢岳1991年噴火では溶岩ドームが形成されました。
- 溶岩流
- マグマが地上に液体のまま噴出したもので,粘りけの小さい溶岩であることが多いです.粘りけの度合いや,噴出した場所によって様々な形状になります.有名なのは、ハワイの溶岩です。まるで水あめのように道路などを流れていく様子が見られます。
- 噴煙
- 爆発的な噴火をする際に火口から一気に排出される、色の暗い雲のようなものです.マグマの破片とガスが混じり合って形成されています.
- 火砕流
- 高温のマグマの破片と火山ガスの混じり合ったものが,主に重力によって高速(時速数百km≒新幹線の最高時速が300km/時間)で地表を流下する現象です.高温で高速のため災害としての危険性は極めて高くなります.とても熱い細かい粉と、熱い石が混ざり合い高速で動いているイメージかもしれません。
- 火砕サージ
- 火砕流の上部や先端のガスの多い部分で,地表にそって流れ広がっていきます.火砕流と同様に危険です.
- 降灰
- マグマの破片(火山砕屑物)が細かく砕けたものが火口から放出され,地上に降下堆積する現象.細かいので,風によって遠方まで運ばれます.
- 噴石
- マグマの破片(火山砕屑物)が砕けたものが火口から放出され,地上に降下堆積する現象.火山灰よりは粒の大きさは,火山灰より大きく,夜久2〜64mmほどの大きさ.
- 山体崩壊
- もともと火山であった場所に新しいマグマが貫入したり、地震による震動によって,山体が崩壊することです。崩壊した先に湾などがあると、津波が生じたりする可能性があったり、山体が崩壊する時に爆風が生じたりして大変危険です。
- 地鳴り
- 地震の揺れが音となって聞こえることです。
- 火山ガス
- マグマの中に溶け込んでいた、水や、二酸化炭素、硫酸ガスなどが地上に出てきたときに気体になったものです。濃度によってはとても危険です。
- 地割れ
- 火山の活動や、地震によって地殻変動が起こったときに地面に見られる割れ目の事を言います。
- 断層
- 地面に力がかかると、ある面(断層面)を境にして両側がずれます。これを断層といい、ずれた面のことを断層面といいます。
- 噴気
- マグマ自体が地上にでてこなくても、その熱が地下水などを温めて湯気のようなものが出ることがあります。 水蒸気以外にも様々な火山ガスが含まれます.
- 土石流
- 火山災害以外でも、豪雨や台風で発生することがありますが、火山の噴火によって山が高くなることによって、今までよりも流水の浸食作用(下や横に物を削ろうとする力)が激しくなるときに起こります。水と火山砕屑物が交じり合って流れていきます。
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