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                | 39.2005年4月10日「雲に呑まれる」 |   
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      | 河口湖から 13時23分〜14時59分 | 山中湖から 13時23分〜14時59分 |  
     
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      | 南西(画面向こう側)に発生した笠雲と麓から上って来た雲が, | 山頂を覆い,さらに富士山を呑むように包み込む. | 上空は晴れているが,富士は雲に覆われ形が変わってしまったかのよう. |   
      | かい巻き状雲 解説:山川修治 |   
      | 津軽海峡の西に中心をもつ低気圧(典型的な日本海低気圧)に伴う寒冷前線(CF)が日本海東部から南西諸島方面へ伸び,その南縁部で湿潤な南西風が強まっていました。南南西の風も入り,収束するとともに,CFの東進と先行する高気圧のブロックによるprefrontal wave に伴う安定層が山頂付近にかかったため,笠雲が8合目〜山頂に巻き付く「かい巻き状」になりました。さらに日射の影響も加わり,富士山山腹から強い上昇気流が起き,安定層を突き破って 上昇する積雲も散発されました。 |  無断転載・転用を禁止します |