環境問題の頁

キリマンジャロを訪ねる!

中尾有利子・小森次郎・長井大輔・柏田浩平

ウフルピークの看板とアッシュ・ピット

ウフルピークの看板を南側から撮影.背後にアッシュ・ピット(約200年前?のキリマンジャロ最後の噴火による火口)が写っています.

ウフルピークの看板

12月下旬から山頂の氷河が後退して話題になっているキリマンジャロを訪ねました.
 ほぼ赤道付近にあるキリマンジャロは標高5895mの巨大な火山で,山頂に氷帽(アイスキャップ)を抱くことで有名でしたが,近年その後退が著しく話題になっていました.

キボ峰

我々は,当学科卒業生で現在は東アフリカ圏の社会インフラ整備プロジェクト形成の仕事でケニアに滞在している柏田君と共に,キリマンジャロの最新の状況を探るべく,12月27日から31日まで,5日をかけてキリマンジャロにアタックしてきました.

キリマンジャロは,麓から熱帯雨林帯,植生のない砂漠地帯,山頂部のキボ峰と,景観の変化は激しいのが特徴です.氷帽はキボ峰に掛かっていますが,折悪しく登攀前の降雪により隠れていました.

ケルステン氷河とデッケン氷河の上流部

最高点のウフルピークの南側の氷河

レブマン氷河

Southern Icefieldを構成する三つの氷河のうち,一番東側の氷河.東側から撮影.

ギルマンズポイントから見たEastern Icefields

ステップ状に氷体が連続しているのが他の氷河と違い特徴的です.デッドアイスとして,一部氷体が分離しているのが見られます(雪が無ければもっとわかりやすいのに!).キリマンジャロの氷帽はもともと西側をメインとして発達しましたが,この氷体は東側に残された残骸といったところでしょう.この氷河については地図に氷河名は記入されていません.

中腹の裸地

雨季が長かった為,滝も勢いがよい.

麓の熱帯雨林

更新日:070117

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