ある火山学者のひとりごと |
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19626. 2014年11月22日 02時43分32秒 投稿:TAKO@塩竈 [http://www.data.jma.go.jp/svd/volcam/data/gazo/2014112201490900_ASOKSRvsm.jpg] |
気象庁監視カメラによる阿蘇中岳火口の火映。気象庁のサイトの画像は時間が経つと見えなくなるので、保存用。 |
19625. 2014年11月21日 23時43分30秒 投稿:ちば [http://www.data.jma.go.jp/svd/volcam/data/volc_img.php] |
KAWAさん> 情報ありがとうございます 上のページに行って 右の一覧から「阿蘇山草千里」を選んで 監視カメラの映像をみると 噴気に下からの赤い光がみごとに映っていますね 2014112122482800_ASOKSRvsm.jpg |
19624. 2014年11月21日 22時35分17秒 投稿:KAWA |
阿蘇山の火口が(気象庁の)画像で赤々としていますね。 |
19623. 2014年11月16日 22時57分19秒 投稿:TAKO@塩竈 |
東日本大震災の被災地であの津波の黒い水を見て、さらには、泥だらけになって逃げ、、 津波により避難生活もした、わたしのコトバとしてふさわしいのかどうか、わかりませんが。。。 それでも、わたしはこの星が好きです。 火山もあって、地震も津波も台風も大雨も大雪もあるけれど。 そのなかで、暮らし、生きて、あるいは死んで、しかし産まれて。 だから、美しいもの、おいしいもの、心地よい風、あるいは、恐ろしい雷、波、 雨、雪、噴火・・ そうしたものの中で、上手に生き延びながら、喜びを、楽しみを、味わいたいのです。 そのためにも、しっかりと危険を評価し、逃げるべき時にはみなが逃げ、 楽しむべき時にはこころから楽しめるような、 環境との上手なおつきあいの仕方を、求めたいのです。 危険だからすべて逃げるといいうことであれば、生きる場所はありません。宇宙そのものが 人間には死の領域で、そこに地球が、太陽があって、なんとか命の環境が与えられているのだから、 謙虚に、懸命に、生き延びるしかない、でも、そのなかで、すばらしい感動もまた与えられる、 それを無視したり、捨て去ったりするのもいかにもおしい。そんな二律背反の狭間に、しかし、 やっぱり、山も海も好きなんです。あれだけ悲しみに満たされてなお。 (すみません、なんというか自然に対する心もちを書きたくなりました。) |
19622. 2014年11月15日 21時51分52秒 投稿:kamo |
千葉様レス有り難うございます。御岳に宿泊施設がったから、助かった人々が居るというのは確かにそうなのですが、でも其れは本来の問題ではありませんね。怪我の功名とでも言うようなものです。御岳観光にかまけて観光業者の利益追求に押されて、御岳の噴火口周辺を立ち入り禁止に出来なかった。水蒸気噴火の危険をアナウンスをしなかった。そこに問題の本質があるように感じました。 東大の先生が言うように、火山の噴火予知なんて出来ないのです。だったら、予知が出来るかもしれないから、警報が出ていなければ安全だという信仰を捨てるべきです。その事を周知しなかったことが今回の悲劇を招きました。何の根拠も無しに、警報レベル1と公言してしまいました。だから、小学生も、行楽で登ったのです。其れで殺されるなんて夢にも思わずに。其れを人災と言わずしてなんとしましょう。富士山にも当然にして表示すべきです。当然にして噴火の危険がありますと。 ところで、広島の災害も人災だと私は考えています。だってそうでしょう。谷の中に人が住んでいるのです。沢が崩れれば巻き込まれます。専門家には一目瞭然のはずです。こんな所に住んじゃ駄目だという忠告を、不動産業者に遠慮してしません。 ま、東京に人が住んでいるというこの国の安全性バイアスの前には何を言っても無駄なのですが、くり返される災害に依る死、悔しいですね。有り難うございました。 |
19621. 2014年11月14日 18時03分43秒 投稿:ちば |
kamoさん> わたしも同感です。天災だ、遭った人は不運という言葉で片付けてはいけない。 これだけ科学技術が進歩しているのに、火山が水蒸気爆発するかどうかも わからない。なんて火山学は遅れているのかと思います。 最先端の観測機器をたくさん設置し、リアルタイムに監視をしていて、 緊急通報をできるようにしなければいけないと、強く思います。 あるいは、数ヶ月前から、そうなりそうなことがわかると とてもいいということもよくわかります。 そういう、社会のニーズに対して、残念ながら、火山学は、 まだ近代観測が始まってからの噴火の経験が不足しており 水蒸気爆発の直前予知の手法は確立できていない段階と いわざるを得ないと思います。 日本では活火山の火口が観光地化しているのは 珍しいことではありません。伊豆大島の三原山 阿蘇山の中岳火口、吾妻山の一切経山などでは 過去に水蒸気爆発で火山弾に打たれて犠牲者が出ています その反省で、立ち入り危険区域を見直したり、念のためのシェルターを 設置しています。それはいずれも噴火後です。 御嶽では1979年や91年に水蒸気噴火があったにもかかわらず、 阿蘇山のようなシェルターが設置されていなかったというのはそのとおりですが 3000mを超える高山でもあり、冬の風などを考えると同じようなものは ふさわしくないと思います。その意味で 人々が緊急の際に逃げ込めるシェルターとして、今回多数の山小屋 が果たした役割は大きく、そこに万が一の噴火に備えて用意してあったヘルメットをかぶり そこで助かった命も多かったと思います。 山小屋があったから登ったんじゃないのかといえば、そのとおりですが、 それは堤防があったから町ができたという議論とあい通じるものがあり 難しい問題だとおもいます |
19620. 2014年11月12日 19時09分34秒 投稿:kamo |
くり返して投稿します。今回の御岳の災害は人災ではないでしょうか。ほんの数年前に、今回の噴火を予知させる水蒸気噴火があって、偶々夜間であったために被害者も出なかった。その事実を全く見過ごして、山頂周辺の立ち入り規制を全くせず、祝発施設まで運営させて ロープウエイで日帰り登山が出来て、ハイキング気分で、小学生が噴火口を眺めながら昼食を取っていて被災するという何とも言葉に尽くせない事件を引き起こしてしまいました。 これは予知できるとか出来ないとかの問題ではなく、噴火歴のある火山の周辺には立ち入ってはならないし、立ち入ったとしても短時間に止めるべきであり、当然にして避難壕などの施設を完備した上で、立ち入りを認めるなどの対処をしていれば、これほどの犠牲者を出すこともなかったでしょう。 その事に行政も、火山学者も言及しないのは、専門家として、義務も責任も果たしていないことになるのではありませんか。 千葉先生も、忸怩たるものがあると書いておられましたが、火山学者が責任を果たすことをお考えなら、噴火口周辺の宿泊施設は直ちに撤去して 或いは使用を禁止して、少なくとも半径500m地域は立ち入り禁止にするなどの処置を恒久的に実施すべきです。現下4kmけんが立ち入り禁止にされていますが、単なる水蒸気爆発の対処としては、寧ろ陳腐です。 3km圏ならスキー場が運営できるのなら、水蒸気噴火なら、寧ろそちらの規制は緩和すべきです。 気象庁の無責任体制が、逆に過剰反応を引き起こして住民を苛めています。 そんな不合理を許して良いのでしょうか。 |
19619. 2014年11月10日 13時00分03秒 投稿:かわべ |
19618 矢澤さん > 実際のところ、たいての自然災害発生時には携帯を含む既存インフラは有効に活用できるものと思います。 これからの季節,山形では,というか雪国では,スノーノイズが発生します.雪雲の中での静電気 によるものと思いますが,噴煙中が上がっている最中は,同様なことが起きると思いますが,どうで しょう. スノーノイズは,HF帯では非常に強力(S9+40dBとか)で,通信不能になります.UHF以上は問題な いのか,どうなんでしょう. それから,噴煙の中でGPSは使えるか. USBーGPSでパソコンナビで,東京都に入っていくと,建物が影響しない場所でも,衛星をロストす ることがかなりあります.空気中の濁りによる散乱が影響しているのではないかと思いますが,噴 火中にも同様のことが起こる可能性はないでしょうか. ということで,つたない経験から,どうなのかと思った次第です. |
19618. 2014年11月09日 02時04分20秒 投稿:矢澤@数理設計研究所 |
先日質問させて頂きました噴火時の携帯電話回線への影響の件、皆さま情報提供ありがとうございました。 実際のところ、たいての自然災害発生時には携帯を含む既存インフラは有効に活用できるものと思います。 しかしかつての三宅島、たくさんの観測機器が火山性ガスや噴石で破損していた情景を、思い出さずにはいられません。 携帯基地局は大学等が三宅に設置した抜き身の測器よりは頑強でしょうが、どうなんでしょうかね? 草津や阿蘇などに設置してある基地局のキャビネットは対ガス仕様の密閉型なのではないかと思います。 |
19616. 2014年11月07日 14時34分13秒 投稿:ちば [http://digital.asahi.com/articles/ASGC54SXYGC5UZHB00D.html] | ||
朝日新聞より
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19615. 2014年11月04日 07時34分31秒 投稿:ちば [https://nano.shinmai.co.jp/shinmai/media_detail/?id=477] |
信濃毎日新聞社から 御嶽山噴火の緊急報道写真集がでたようです アマゾンへのリンク |
19614. 2014年11月02日 11時51分08秒 投稿:柱状画下 [http://gravireyossy.hatenablog.com/] |
こんにちは。千葉先生の赤色立体図にはお世話になっております。 石の比重は2.5で、見た感じ適切ではないでしょうか。 >>19612の屋根の破壊程度と終端速度が整合しないと思われる件は、石が一度以上バウンドして来た可能性はいかがですか。 建物と周囲地形の関係はよく分りませんが、今回噴石は跳ね回っていた証言もあったと思います。 |
19613. 2014年10月31日 23時07分10秒 投稿:ちば [http://www.jma.go.jp/jma/press/1403/31b/report.pdf] |
桜島での検討は 動画などを使用していますので かなり信憑性が高いものです 最大初速180m/s 以下ですね 落下時の衝撃が小さいのは 回転してくる効果かも |
19612. 2014年10月31日 22時25分53秒 投稿:おおさと [http://www.gbrc.or.jp/contents/documents/GBRC/GBRC135_681.pdf] |
飛散物の軌跡の解析と建材の耐衝撃試験↑ やっぱり終端で93m/sは早すぎる。 |
19611. 2014年10月31日 12時44分20秒 投稿:ちば |
密度2.5は大きかったかな |
19610. 2014年10月31日 12時42分27秒 投稿:おおさと [http://paspro.com/bousai/kazan/_arukazan/bbs/?file_id=MV8wMDA1NTk%3D&name=1939%8F%BA%98a14%94N%81%40%96%EC%90%ED%92z%8F%E9%8B%B3%94%CD.jpg] |
ちば様 終端速度で、335q/hでの衝突力。被災状況から見るとやっぱり早すぎる。 |
19608. 2014年10月31日 11時25分42秒 投稿:ちば |
終端速度は 93m/sくらいという計算になります 投げあげ方向の初速は113m/s そんなかんじではどうでしょうか |
19607. 2014年10月31日 11時19分47秒 投稿:おおさと [http://paspro.com/bousai/kazan/_arukazan/bbs/?file_id=MV8wMDA1NTk%3D&name=1939%8F%BA%98a14%94N%81%40%96%EC%90%ED%92z%8F%E9%8B%B3%94%CD.jpg] |
19606⇒ちばさま 25mm厚程度の木材とトタン板を貫通していないですね。貫通するためには、着弾時の速度、侵徹体の長さ、座屈しないための靱性、展性の高さの4つが必要ですが、被害状況から見ると、着弾速度(終端速度)は、大分遅いんじゃないですか? もともと、形状が球形なので、貫徹力は細長い飛翔体に比べて大分落ち、抵抗側を構成している屋根の材質も木材だけでなくトタン板との複合なので、貫通抵抗は大きいとは思いますが。 耐弾実験が必要かな? 表は、旧軍の昭和14年野戦築城教範に掲載されている材質別の耐弾性能(参考) |
19606. 2014年10月30日 08時48分49秒 投稿:ちば [http://mainichi.jp/select/news/20141028k0000m040076000c.html] | ||
御嶽山の火山災害は 火山防災を生業とするものの一人として 忸怩たる思いがあります 何が起きたのかを明らかにして今後に生かしていくことも大切です 水蒸気爆発の規模は初速である程度知ることができます そして初速は 弾道を描いて飛来した岩の落下地点から推定できます サイズがある程度以上大きければ空気抵抗はほとんど無視できます 二の池小屋本館の屋根を突き破った噴石から初速の推定を試みました ほぼ球形、直径30cmくらいとのことです 二の池小屋本館は地獄谷に生じた火口から、約1000m 高さはおそらく火口より100mほど高いという位置関係にあります
空気抵抗無視バージョン(自作エクセル) USGSのEject v1.4(http://pubs.usgs.gov/of/2001/0045/) でも、空気抵抗あり、風無しでシミュレーション計算をやってみました 直径30cm球形だとあまり空気抵抗の影響がないようです 真上向きの最大初速で 130m/sが 135m/sになるくらい サイズと空気抵抗の関係のシミュレーション 0.5,1,2,4,8m | ||
19605. 2014年10月28日 00時59分30秒 投稿:ちば [http://hvo.wr.usgs.gov/maps/uploads/image-171.jpg] |
ハワイのキラウエア火山のリフトゾーンからの溶岩流は ふたたび前進をはじめたようです |
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