東京低地の沖積層の分布遠藤邦彦・竹村貴人・長谷川史彦 沖積層(軟弱地盤)の厚さ東京低地を中心に,荒川低地,中川低地南部を含む範囲の沖積層基底面図(遠藤ほか,1983,1988に基づいて竹村貴人(産業技術総合研究所)・長谷川史彦(セントラル航空測量株式会社)が国土地理院数値地図から作成した地図上に表現したもの)を図1として,南方から見た俯瞰図を図2に示しました.沖積層基底の標高と地表の標高の差が沖積層の厚さとなります. 沖積層は幅1〜2kmの狭い埋没谷の中で厚く,東京低地の沿岸部では70mに達しています.この埋没谷は古東京川と呼ばれる,海面が低下していた最終氷期末の侵食谷です.埋没谷を除く部分は大方30〜40mの深さにあり,-30mや-40mの等高線で示される平坦面は埋没した段丘面にあたります. 軟弱地盤と地震災害の関係について,地震災害>「7月23日千葉県北西部地震の震度について」にて紹介しています。是非ご覧下さい。 更新日:060727 ↑このページの最初へ
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