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679福万山・他別名 日本の火山第1版  24 
火山番号33 日本の火山第2版  33 
火山名鶴見・伽藍 活火山カタログ   
個別火山体の位置先由布・鶴見(0.7〜0.1 Ma) 火山体番号   

 著 者 小林哲夫・藤沢康弘・齋藤武士・鎌田浩毅

位置と大きさ
      地形的  主火道 
 緯  度  33°17′03″  33°17′03″ 
 経  度  131°19′16″  131°19′16″ 
 最高点高度  1235.9 m
 基盤高度   m
 分布面積  78.2 km2
 火山体体積  12.6 km3

活動時代と性質
 噴出物の分類  溶岩流 福万山(1.5 km3) 立石山(2.4 km3) 高平山(3.0 km3) 水口山(0.5 km3) 雨乞岳(3.0 km3) 小鹿山(1.6 km3) 高崎山(0.6 km3) 
 火山体の分類  SC 
 層序   
 年代測定値  0.7〜 0.1 Ma [5] 福万山:0.46±0.05Ma[7,8] 立石山:0.57±0.04Ma[7,8] 水口山:0.2±0.4Ma[6] 雨乞岳:0.58±0.06Ma[6] 小鹿山:0.46±0.11Ma[6] 高崎山:0.43±0.09Ma[9]  

岩石名
 玄武岩  なし 
 玄武岩質安山岩  なし 
 安山岩  多い 
 デイサイト  多い 
 流紋岩  なし 
 その他   

 化学分析値 
 福万山:Hyp-aug-ho andesite 立石山:Aug-bg. hyp-ho andesite 高平山:Bi-bg. aug-hyp-ho andesite 水口山:Ol-bg. aug-hyp-ho andesite 雨乞岳:Ol-bg. aug-hyp andesite (SiO2=59.26 %) [2] Table 2, No. 5 小鹿山:Ho-ol-bg. aug-hyp andesite〜Ol-hyo-aug andesite (SiO2=56.00-58.68 %) [2] Table 2, No. 8, 9 高崎山:Opx-cpx-ho dacite[9] 

引用文献
1 小林哲夫(1984)由布・鶴見火山の地質と最新の噴火活動.地質学論集, no.24, 93-108  444
2 星住英夫ほか(1988)別府地域の地質、地域地質研究報告、地質調査所、131p.  233
3 太田岳洋ほか(1990)大分県中部、由布・鶴見火山群の地質と岩石.岩鉱, 85, 113-129  779
4 梅田浩司ほか(1996)別府湾コアからみた由布・鶴見火山群における完新世の噴火活動-由布岳1火山灰層(yf-1)の同定と加速器質量分析(AMS)法による14C年代- 投稿準備中  1060
5  Kamata, H. (1989) Volcanic and structural history of the Hohi volcanic zone, central Kyushu, Japan. Bull. Volcanol., 51, 315-332. 46
6 星住英夫・鎌田浩毅(1991)由布川火砕流の噴出年代, 火山, 36巻, 393-401  
7 鎌田浩毅(1986)九州中部地熱地域における火山岩の噴出量と化学組成の時間的変化, 昭和59・60年度サンシャイン計画成果中間報告書, 国土地熱資源評価技術に関する研究, 113-124p  
8  Kamata.H.(1987)Growth-history and geological structure of the volcano-tectonic depression in the central Kyushu, Japan. Ph.D.Thesis,Univ.Tokyo,336p. 46
9 吉岡敏和・星住英夫・宮崎一博(1997)大分地域の地質, 地域地質研究報告, 地質調査所, 65p  1164