前へ個別火山体一覧次へ

31
665開聞岳別名 日本の火山第1版  10 
火山番号11.5 日本の火山第2版  12f 
火山名指宿火山群・池田カルデラ・開聞岳 活火山カタログ  8,2-7 
個別火山体の位置 火山体番号   

 著 者 小林哲夫・溜池俊彦・宇井忠英

位置と大きさ
      地形的  主火道 
 緯  度  31°10′36″  31°10′36″ 
 経  度  130°31′51″  130°31′51″ 
 最高点高度  922.2 m
 基盤高度   m
 分布面積  16.0 km2
 火山体体積  5 km3

活動時代と性質
 噴出物の分類  溶岩(海底部を含めると2.3km3) 火砕流,降下テフラ(3.1km3)   
 火山体の分類  SC, LD 
 層序  4Ka〜A.D.885(1100年前)の噴火で形成された。 
 年代測定値  4,040±120YBP(14C) 西暦874, 885年に噴火 

岩石名
 玄武岩  主要 
 玄武岩質安山岩  少ない 
 安山岩  少ない 
 デイサイト  なし 
 流紋岩  なし 
 その他   

 化学分析値 
 山麓の溶岩: Ol-aug basalt〜Aug-hyp andesite (SiO2=50.58-53.99 %) [1] Table 3, No. 2-9      :Aug-hyp andesite (SiO2=53.72 %) [5] Table 14, No. 40B 山頂ドーム溶岩:Aug-hyp andesite (SiO2=55.84 %) [5] Table 14, No. 42B; (SiO2=56.50 %) [1] Table 3, No. 1 

引用文献
1 中村真人(1971)開聞岳火山の岩石学的研究.地質雑,77, 359-364.  657
2 石川秀雄・有村兼誠・大木公彦・丸野勝敏(1979)阿多火砕流および開聞岳火山灰層の14C年代.地質雑,85, 695-697.  280
3 宇井忠英(1967)鹿児島県指宿地方の地質.地質雑,73, 477-490.  1045
4  Ui, T. (1971) Genesis of magma and structure of magma chamber of several pyroclastic flows in Japan. J. Fac. Sci., Univ. Yokyo, Sec. II, 18, 53-127. 46