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336箱根古期外輪山(OS)―古期カルデラ別名 日本の火山第1版   
火山番号60 日本の火山第2版  60a 
火山名箱根 活火山カタログ   
個別火山体の位置最下部 火山体番号   

 著 者 小山真人・津久井雅志

位置と大きさ
      地形的  主火道 
 緯  度  35゜13’58”  35゜13’58” 
 経  度  139゜01’21”  139゜01’21” 
 最高点高度  1212 m
 基盤高度  520 m
 分布面積  300 km2
 火山体体積  210(火山体),40(テフラ[1]) km3

活動時代と性質
 噴出物の分類  溶岩+凝灰角礫岩+火砕流+降下テフラ 
 火山体の分類  SC+PC+LD+PF+CA 
 層序  東麓のテフラ層序より,0.45〜0.14Ma[1, 4]. 玄武岩溶岩+凝灰角礫岩に引き続き安山岩溶岩 が古期外輪山本体を形成.側火山として,金時山,幕山ができた.大規模な軽石噴火によりカルデラが形成されたらしい[1, 2, 3]. 
 年代測定値  0.30±0.03, 0.33±0.03, 0.34±0.02, 0.37±0.06, 0.32±0.10, 0.31±0.02, 0.25±0.04, 0.28±0.03, 0.26±0.03, 0.24±0.04, 0.14±0.02Ma K-Ar法 

岩石名
 玄武岩  多い 
 玄武岩質安山岩  多い 
 安山岩  多い 
 デイサイト  少ない 
 流紋岩  稀 
 その他   

 化学分析値 
 ol-aug-hyp basalt, ol-aug-hyp andesite, aug-hyp andesite,aug-hyp dacite (SiO2= 47.8-56.7%)[6](SiO2=50.7-77.4%)[7](340個) 

引用文献
1 町田 洋(1977)火山灰は語る―火山と平野の自然史―.蒼樹書房.324p.  507
2 久野 久(1952)7万5千分の1地質図幅"熱海"および説明書.地質調査所.  
3 久野 久(1972)箱根火山地質図および同説明書.箱根火山地質図再版委員会.52p.  487
4 町田 洋・鈴木正男(1971) 火山灰の絶対年代と第四紀後期の編年 −フィッション ・トラック法による試み− . 科学,41, 263-270.  508
5 高橋正樹(1986)マグマ活動から見た南部フォッサマグナ地域の「衝突」テクトニクス. 月刊地球, 8, 586-591.   965
6  Kuno,H.(1962)Catalogue of the active volcanoes of the world including solfatara fields.Part XI. Japan, Taiwan and Marianas. 332p, International Association of Volcanology. 46
7 長井雅史(1999MS) 箱根火山古期外輪山の地質学的研究、茨城大学理工学研究科修士論文(非公開)  615
8 高橋正樹 未公表データ  964
9 気象庁(1991)日本活火山総覧(第2版)483p.  1168
10 1/5万 地形図 御殿場・沼津・小田原・熱海 1:50,000 Geologic Map「Gotenba」「Numazu」「Odawara」「Atami」 18