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655阿蘇中央火口丘群別名 日本の火山第1版  21 
火山番号28 日本の火山第2版  28c 
火山名阿蘇 活火山カタログ  8,2-11 
個別火山体の位置中央火口丘群 火山体番号   

 著 者 小林哲夫・溜池俊彦・宇都浩三

位置と大きさ
      地形的  主火道 
 緯  度  32°52′54″  32°52′32″ 
 経  度  131°06′23″  131°04′43″ 
 最高点高度  1592 m
 基盤高度  500 m
 分布面積  120 km2
 火山体体積  37 km3

活動時代と性質
 噴出物の分類  溶岩流 スコリア 軽石 
 火山体の分類  SC PC 
 層序  中岳:現在−AT火山灰 [1] 米塚:往生岳(約2700年)より若い [1] 往生岳:約2700年 [2] 杵島岳:約3400年 [2] 赤水溶岩,蛇ノ尾スコリア丘:アカホヤ−AT 間 [1] 草千里ヶ浜火山:AT直下 [1] 赤瀬溶岩,立野溶岩:草千里ヶ浜火山(25ka)-栃ノ木溶岩(約73ka)の間 [1] 鮎返りの滝溶岩:栃ノ木溶岩(約73ka)-Aso4火砕流(約89ka)の間 [1] 烏帽子火山,吉岡溶岩,夜峰火山,御竃門火山,松の木溶岩:草千里ヶ浜火山(25ka)-Aso4火砕流(約89ka)の間 [1] 樽尾岳火山:中岳−白水火山(30±6ka)の間 [1] 高岳火山,鷲ヶ峰火山,丸山火山:中岳−Aso4火砕流(約89ka)の間 [1] 
 年代測定値  沢津野溶岩:27±6ka [6] 火山研溶岩:51±5ka [6] 栃ノ木溶岩:73±10ka [6] 本塚火山:46±9ka [6] 白水火山:30±6ka [6] 

岩石名
 玄武岩  主要 
 玄武岩質安山岩  主要 
 安山岩  多い 
 デイサイト  少ない 
 流紋岩  少ない 
 その他   

 化学分析値 
 Aug- ol basalt (SiO2=51.52 %) 〜Aug-bi rhyolite (SiO2=71.76 %) [1] Table 2, No. 5-12  

引用文献
1 小野晃司・渡辺一徳(1985)阿蘇火山地質図.火山地質図4,地質調査所.  759
2 宮縁育夫・渡辺一徳(1997)埋没黒ボク土層の14C年代からみた完新世阿蘇火山テフラの噴出年代.火山、42, 403-408.  581
3 渡辺一徳・板谷徹丸・小野晃司・高田英樹(1997)阿蘇カルデラ南西部の岩脈群のK-Ar年代.火山、34, 189-195.  1093
4 渡辺一徳(1991)阿蘇火山.日本地質学会第99年学術大会見学旅行案内書、13-32.  1090
5 小野晃司・松本ゆき夫・宮久三千年・寺岡易司・神戸信和(1977)竹田地域の地質.地域地質研究報告(5万分の1図幅)、137p、地質調査所.  757
6 松本哲一・宇都浩三・小野晃司・渡辺一徳(1991)阿蘇火山岩類のK-Ar年代測定.日本火山学会1991年度秋季大会講演予稿集、73.  546