前へ個別火山体一覧次へ

25
650鬼界カルデラ別名 日本の火山第1版  9 
火山番号11 日本の火山第2版  11b 
火山名鬼界 活火山カタログ   
個別火山体の位置 火山体番号   

 著 者 小林哲夫・矢野 徹・宇井忠英

位置と大きさ
      地形的  主火道 
 緯  度  30°45′26″  30°45′26″ 
 経  度  130°22′09″  130°22′09″ 
 最高点高度   m
 基盤高度   m
 分布面積   km2
 火山体体積  ca.320 km3

活動時代と性質
 噴出物の分類  K-Ah火山灰(100 km3) 幸屋火砕流堆積物(50 km3) 船倉火砕流堆積物(? km3) 幸屋降下軽石(20 km3) K-TZ火山灰(150 km3? ) 長瀬火砕流堆積物(? km3) 小アビ山火砕流堆積物(? km3) 
 火山体の分類  CA 
 層序   
 年代測定値  K-Ah火山灰(6.3 ka) 幸屋火砕流堆積物(6.3 ka) 船倉火砕流堆積物(6.3 ka) 幸屋降下軽石(6.3 ka) K-TZ火山灰(95 ka) 長瀬火砕流堆積物(95 ka) 小アビ山火砕流堆積物(?) 

岩石名
 玄武岩  なし 
 玄武岩質安山岩  なし 
 安山岩  なし 
 デイサイト  少ない 
 流紋岩  大部分 
 その他   

 化学分析値 
 Hyp-aug rhyolite (SiO2=70.65-71.86 %) [1] Table 4 No. 7-10. 

引用文献
1 小野晃司・他(1982)薩摩硫黄島地域の地質.地域地質研究報告(5万分の 1図幅),地質調査所,80p.  758
2 氏家 治・他(1986)九州南方,鬼界カルデラ産火山岩類の主成分およびRb・Sr・Y・Zr組成の起源.岩鉱,81, 105-115.  1057
3 中村光一・他(1986)鬼界カルデラの海底地質調査―特にgiant pumiceの産状,微地形の検討,水温の測定について―.海洋科学技術センター試験研究報告特集号,第2回「しんかい2000」研究シンポジウム,137-155.  655
4  Nagaoka, S. (1988) The Late Quaternary tephra layers from the caldera volcanoes in and around Kagoshima Bay, southern Kyushu, Japan. Geogr. Rep. Tokyo Metropolitan Univ., No. 23, 49-122. 46
5 町田 洋・新井房夫(1992)火山灰アトラス.東大出版会,276pp.