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347天子別名 日本の火山第1版   
火山番号54 日本の火山第2版  54 
火山名天子 活火山カタログ   
個別火山体の位置 火山体番号   

 著 者 小山真人・津久井雅志

位置と大きさ
      地形的  主火道 
 緯  度  34゜56’00”  34゜55.7’ 
 経  度  138゜57’59”  138゜58.0’ 
 最高点高度  607.9 m
 基盤高度  500 m
 分布面積  20 km2
 火山体体積  2(形成当初) km3

活動時代と性質
 噴出物の分類  溶岩+火砕流 
 火山体の分類  SC 
 層序  更新世前期〜中期,逆帯磁と正帯磁.筏場砂岩をおおい,天城火山と東伊豆単成火山群におおわれる[1, 4]. 
 年代測定値  筏場砂岩は横山シルト岩(1Ma[3])と同時異相[1]. 1.44±0.14, 1.38±0.14, 1.51±0.19, 1.44±0.16, 1.68±0.06, 1.70±0.06, 1.63±0.06, 1.68±0.06Ma K-Ar法[6] 

岩石名
 玄武岩  少ない 
 玄武岩質安山岩  少ない 
 安山岩  多い 
 デイサイト  少ない 
 流紋岩   
 その他   

 化学分析値 
 Two pyroxene andesite, Olivine two pyroxene andesite [4] SiO2=50〜67wt% 

引用文献
1 高木圭介・小山真人(1992)伊豆半島の第四紀火山の層序と年代.日本火山学会1992年度秋季大会講演予稿集,160. Takagi, K. and Koyama, M. (1992) Stratigraphy and chronology of the Quaternary volcanoes in the Izu Peninsula (abs.). Programme and Abstracts, the Volcanological Society of Japan, 160. 962
2 高橋正樹(1986)マグマ活動から見た南部フォッサマグナ地域の「衝突」テクトニクス. 月刊地球, 8, 586-591.   
3 岡田尚武(1987)南部フォッサマグナの海成層に関する石灰質ナンノ化石の生層序と古環境. 化石,43,5-8.  Okada, H. (1987) Calcareous nannofossil biostratigraphy and paleoenvironmental analysis of marine formations exposed in the South Fossa-Magna region. Fossils, 43, 5-8. 734
4 沢村孝之助(1955)5万分の1地質図幅 修善寺 及び同説明書.地質調査所,47p.  850
5 1/2.5万 地形図 湯ヶ島・修善寺 1:25,000 Geologic Map 「Yugashima」「Shuzenji」 13
6 高橋正樹 未公表データ  964