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335愛鷹別名 日本の火山第1版   
火山番号61 日本の火山第2版  61 
火山名愛鷹 活火山カタログ   
個別火山体の位置 火山体番号   

 著 者 小山真人・津久井雅志

位置と大きさ
      地形的  主火道 
 緯  度  35゜14’05”  35゜13’ 
 経  度  138゜47’50”  138゜48.2’ 
 最高点高度  1504(越前岳) m
 基盤高度  不明 m
 分布面積  240[1] km2
 火山体体積  36[1] km3

活動時代と性質
 噴出物の分類  溶岩+火砕流+降下テフラ+ラハール 
 火山体の分類  SC+LD+RP 
 層序  テフラ層序から噴火開始は40万年より古い[1].富士火山におおわれる[2]. 愛鷹火山の発達史[1,6] 旧期(0.4-0.35Ma,10km3) 玄武岩の凝灰角礫岩とスコリア,玄武岩-玄武岩質安山岩の溶岩. 中期(0.25-0.17Ma,17km3) 玄武岩質凝灰角礫岩と少量の溶岩. 新期(0.15-0.13Ma,8.5km3) カンラン石玄武岩,複輝石安山岩〜デイサイト溶岩.火砕流を伴う 最新期(0.1Ma,0.4km3) 角閃石を伴うデイサイトの溶岩円頂丘.火砕流. 
 年代測定値  0.4Ma-0.1Maに活動 

岩石名
 玄武岩  多い 
 玄武岩質安山岩  多い 
 安山岩  少ない 
 デイサイト  少ない 
 流紋岩   
 その他   

 化学分析値 
 Hypersthene andesite SiO2 54.70wt.%[2]Table2 2,[英文5] Older stage SiO2 49-54, 65-68wt.%[1,6] Middle stage SiO2 52-53wt.%[1,6] Younger stage SiO2 46-53, 55-60wt.%[1,6] Youngest satage SiO2 63-64wt.%[1,6]  

引用文献
1 由井将雄・藤井敏嗣(1989)愛鷹火山の地質. 地震研究所彙報,64,347-389. Yui, M. and Fujii, T. (1989) Geology of Ashitaka Volcano, Central Japan. Bulletin of the Earthquake Research Institute, University of Tokyo, 64, 347-389. 1176
2 津屋弘逹(1971)富士山の地形・地質,富士山,富士急行,pp. 2-127.  1038
3 高橋正樹(1986)マグマ活動から見た南部フォッサマグナ地域の「衝突」テクトニクス. 月刊地球, 8, 586-591.   965
4 沢村孝之助(1955)7万5千分の1地質図幅"沼津"および説明書.地質調査所.49p.  
5  Tsuya, H.(1937) On the volcanism of the Fuji Volcanic Zone, with special reference to the geology and petrology of Idu and the Southern Island, Bull. Res. Inst.,15,215-357. 46
6 藤井敏嗣・由井将雄(1985)愛鷹火山の岩石学的特徴.月刊地球,77,622-627.  101
7 1/5万 地形図 御殿場・富士宮・沼津 1:50,000, Geologic Map 「Gotenba」「Hujinomiya」「Numazu」 28