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285鬼首 中央火口丘別名 日本の火山第1版  111 
火山番号132 日本の火山第2版  132 
火山名鬼首 活火山カタログ   
個別火山体の位置カルデラ形成後の活動 火山体番号   

 著 者 伴 雅雄・林 信太郎

位置と大きさ
      地形的  主火道 
 緯  度    38.805 
 経  度    140.727 
 最高点高度  989  m
 基盤高度   m
 分布面積   km2
 火山体体積  1.5  km3

活動時代と性質
 噴出物の分類  溶岩,火砕岩 
 火山体の分類  LF 
 層序  0.2Ma前後 
 年代測定値  高日向山デイサイト:0.24Ma-TL[1]ただし,この値は,下位の下山里凝灰岩から得られた0.21 ± 0.09MaのK-Ar全岩年代と矛盾する。  

岩石名
 玄武岩  なし 
 玄武岩質安山岩  なし 
 安山岩  主要 
 デイサイト  主要 
 流紋岩  主要 
 その他   

 化学分析値 
 高日向火砕岩:Hyp b.g. hbl andesite (SiO2=60.5) [2]Tab.1(1個);Hyp hbl dacite (SiO2=65.8) [2]Tab.1(1個); 高日向デイサイト:Aug hyp b.g. hbl rhyolite (SiO2=70.6-70.8) [2]Tab.1(3個) Augite(+-) hypersthene hornblende andesite/dacite ( SiO2=60.5-70.8% ) [4] Tab.1, nos. 13-17 (5 samples) 

引用文献
1 高島勲・本田朔郎(1985)火山岩および変質岩の熱ルミネッセンス年代測定における問題点.地熱,22,215-223. Takashima, I. and Honda, S. (1985) Problems of thermoluminescence dating for volcanic and altered rocks. Chinetsu, 22, 215-223. in Japanese with English abstract. 979
2 石川 賢一・吉田 武義・生出 慶司・青木 謙一郎(1987)東北日本弧,鳴子火山および鬼首火山の地球化学的研究.核理研研究報告(東北大学理学部),20,99-113. Ishikawa, K. et al. (1987) Geochemistry of Narugo and Onikobe volcanoes, Northeast Japan arc. Res.Rep.Lab.Nuc.Sci.Tohoku Univ.,20, 99-113. in Japanese. 282
3 石川賢一(1989)鬼首火山. 日本の地質『東北地方』編集委員会編, 日本の地質2 東北地方, 共立出版,188. Ishikawa, A. (1989) Onikubi volcano. ed. Editional Committee of Tohoku Part2 of Regional Geology of Japan. Regional Geology of Japan Part2 TOHOKU. Kyoritsu Shuppan, 188. 281
4 石川 賢一, 吉田 武義, 生出 慶司, 青木 謙一郎 (1987) 東北日本弧,鳴子火山および鬼首火山の地球化学的研究. 核理研研究報告(東北大学理学部), 20, 99-113.   275
6 土谷信之・伊藤順一・関陽児・巖谷敏光(1997)岩ヶ崎地域の地質.地域地質研究報告(5万分の1地質図幅),地質調査所,96p.  1025