ひとつ前へ WWWルートへ mad@mail.wind.ne.jp
5897. 2000年10月09日 21時24分08秒 投稿:M3 |
>気象庁の火山観測情報「平成12年10月9日第281,280号」↑が 21:25現在、読めます。pdfの登録の時間差でしょうか。 |
[202.219.203.16][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows NT 5.0)] |
5896. 2000年10月09日 21時10分12秒 投稿:すみれ |
まだ、どうなるかわからないのですけれど、 呼吸器病学・アレルギー学がご専門のお医者さんをお一人見つけました。 アドレスなど非公開なので、お電話した後、依頼の手紙を投函しました。 直接ここや、「住まいにおける化学物質」のサイトにご登場いただけるか、まだ、わかりませんが、 化学物質と免疫について、お考えをお持ちのようであり、また、真摯な方と思われました。 個々の相談までは出来なくとも、一般的な事、注意事項とか、何か教えていただけたら…と 内心期待しているところです。 もし空振りだったらごめんなさい m(_ _)m |
[133.205.224.91][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)] |
5895. 2000年10月09日 20時29分54秒 投稿:ちば [http://terra.riko.shimane-u.ac.jp/quake2k/index.htm] |
![]() これは、ちょっと地震断層っぽいかなあ |
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 [ja] (Macintosh; I; PPC)] |
5894. 2000年10月09日 20時06分24秒 投稿:さの [http://www.kishou.go.jp/miyake/default.html] |
気象庁の火山観測情報「平成12年10月9日第281,280号」↑が、読めない(20:05現在)。 消えそうな火が消えてしまうのかな。心配。 |
[210.165.70.124][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)] |
5893. 2000年10月09日 18時56分42秒 投稿:ちば [http://www.metro.tokyo.jp/INET/ETC/SAITAI/HISAI/MIYAK287.HTM] |
↑東京都から6日に発表された、三宅島の作業時における火山ガス対策 とその運用マニュアルです。 わたしも、安達太良山の事故のすぐ後に ガスマスクを着用して、H2Sガス測定器持参で、調査をしたことがありますが なかなか暑くて大変でした。もっともガスの濃度の高い谷間では、 テレビクルーの何人かはきちんとマスクを装着していたのに、 頭が痛いといって高台に避難していました。 わたしは、なんともなかったのでずんずんいきましたが、 測定器の値は100ppmを振り切って警報が鳴りっぱなしでした。 すこしだけの経験からコメント □マスクは顔全体を覆うようになっているが 人によっては隙間ができるのではないか。 きちんと密着しているのかの確認が必要 (そのNHKのひとは大顔だった) □吸収缶は、マスクを使用するごとに装着する消耗品 有効時間が1時間程度とされているが、ガス濃度によって変化する。 硫化水素用と亜硫酸ガス用で吸収缶の種類が異なる。 どっちをつけていくかとか予備をどうするとか、あらかじめ作戦が必要である。 |
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 [ja] (Macintosh; I; PPC)] |
5892. 2000年10月09日 17時03分08秒 投稿:Hal.T |
官庁情報の(無償、有償)公開については、「IT防災」との関わりが深いので 「私が〜思う」という形での発言ではなく、少しまとめてから事例研究として発言します。 打ち切ったわけではありません。 |
[210.250.0.200][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)] |
5890. 2000年10月09日 15時57分35秒 投稿:ちば |
5877Hal.Tさん> データの提供は、物理的にはサーバーに置いておけばよいわけで 限りなくコストは小さいのかもしれませんが、無償が良いかどうかは疑問です。 便宜を受ける人のある程度のコスト負担は必要だと思います。 (もちろん、1要素20円というのは、べらぼうという気はします) 想像ですが、現段階は過渡期で、これまで印刷物として提供した場合との コストのバランスを考えているのかもしれません。 すべてのひとがデジタル化されているデータを扱えるわけではないという理由かなあ 引き合いに出すのがてきとうかどうかしりませんが、 数値地図の値段は、2.5万分の1図幅1枚あたり約1万円のだったものが 全国のすべてのデータが、CD-ROM3枚になり、コストがおよそ2〜3桁変化しました。 同じデータを、自前で(測量会社にたのんで)作成しようとすると、 1図面あたり数十万円以上かかったので、 ある段階ではFD版でも大変安くて話題になった。 数値地図の例をみても、こういうデータは、 時間と共に、価格が桁単位で下がっていくのでしょう。 もすこし、待つしかないとおもうのです。 なんとか協会で、気が付いてくれるといいのですが。 |
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 [ja] (Macintosh; I; PPC)] |
5888. 2000年10月09日 09時28分57秒 投稿:らら。 |
5880. みねさまありがとうございました。 東海より南関東のずれのほうが気になったもので。。 時間はかかりますが、もっともっと沢山いろいろ勉強します。 |
[211.9.1.21][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)] |
5887. 2000年10月09日 00時57分22秒 投稿:みね [http://www.osei.noaa.gov/] |
NOAAのOSEI(Operational Significant
Event Imagery)さんのHPに、↑ Total Ozone Mapping Spectrometer Inventory Pageのページがあり、 TOMS衛星による Aerosols と、SO2の画像を見ることができます。 素人コメント1: 「Sector6、ARCHIVE」で日時を選択すると、日本周辺の画像になります。 例えば、08-Oct-00 02:42 に更新されたSO2画像です。 素人コメント2: 時々見てますが、三宅島は、8/18噴火のSO2だけ観測されたみたいです。 素人コメント3: 上空の風向その他が関係しそうで、有意性は専門家の判定が必要と思います。 素人コメント4: かzさんが、1カ月前に、成層圏以上の高度について教えてくださいました。 >3748. 2000年08月29日 投稿:かz >3736.みね さんへ >TOMS(Total Ozone Mapping Spectrometer)は空のバックグラウンド >紫外線の特定波長域におけるSO2による吸収から濃度を出しているので, >成層圏以上の高度でないとうまく測定できません. >したがって,大きな噴火時のSO2放出量の観測に適しています. >8/19以降データが無いのはそのためでしょう. くどいようですが、私は専門家でもNASAに関係する者でもありません。 ご紹介した情報は、ご自身の責任で評価のうえ利用されるようお願いします。 |
[210.255.1.77][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; MSN 2.5; Windows 98)] |
5886. 2000年10月09日 00時54分38秒 投稿:Cauli. |
5883へちゃさん> >それと個人ごとになるのですが,東海豪雨の最中,気象関係,防災関係のサイトはまったく >繋がりませんでした.我が家の横には天白川が流れているのに,川の状況は翌日早朝のTV >までまったくわかりませんでした. 今回問題になっているポンプ場が整備されるきっかけになった前回の豪雨を思い出します。当時昭和区の高台に住んでいたので、溢水や内水氾濫は怖くないけど土砂崩れが怖くて大学で居残りを決め込みました。当時は大学といえども電子メールが細々とあっただけなので、情報源はもっぱらテレビでした。 今回の鳥取県西部地震、第一報は地震とは全然関係のないメーリングリストで大阪から受けました。その後姫路の住人から強かったという報があり、Yahoo! Newsを見たけどまだ情報がなかったので「見えるラジオ」の電源を入れて文字情報を受信した途端、緊急情報を受けました。TOKYO FMでも緊急情報扱いにしていたのです。たまたまあちら方面出身の部下を使いに出していたため、呼び戻すかどうか判断するためにさらに詳報を得ようと再度Webを渉猟したものの、気象協会はもとより新聞社系もいくつか音信不通で、結局某新聞社で必要な情報を得ました。 「見えるラジオ」のTOKYO FM発全国ニュースは主に共同電を流しています。また、NHK-FMの文字放送は気象庁ラインの地震津波情報が流れます。豪雨について的確な情報が得られるか定かではないけれど、今回はInternetにない放送の強みを感じました。 |
[211.2.44.71][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)] |
5885. 2000年10月09日 00時33分39秒 投稿:Hal.T [http://herb.jwa.or.jp] |
5879他>気象情報: おくそくはともかくとして、日本では連綿と税金で収集された気象情報は国民の資産ではないようで、非常に残念です。公表するためにはシステムの維持と整備が必要ですが、扱われるデータはまったく我々の資産であったはずなのに・・・ 上のURLで 「このサービスは 有償になっています。データ1件(1日1要素)で20円になっています。」 とあります。以前やろうと思ったことですが、365日50年分の雨量と湿度の相関をしたらいくらになると思います? 別に民活を非難する気はありません、そんな政治的なこととはどうでもいいのです。科学の背景になる私たちの100年以上にわたる基礎情報がこんなふうに扱われていることにITとか情報化などの未来を見る気がします。 毎日1000箇所、10種の1時間おきの4桁データならば、文字ベースで約1メガバイト、3年で1Gバイト、100年で30Gバイトぐらいです。これぐらいなら私の所だって無償サービスできる範囲ですがね。あっちこっちに話しをつけてやってみるかなあ。 |
[210.250.0.187][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)] |
5884. 2000年10月08日 23時25分10秒 投稿:へちゃ |
>5883 この問題はこれ以上書かないようにします. |
[210.236.130.5][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)] |
5883. 2000年10月08日 23時14分06秒 投稿:へちゃ |
5881Cauliさん 当然、気象庁内部では「圧力」ではなく「指導」とか「方針」とか呼ばれているのでしょうが,根底に気象業務支援センターという天下り機関があることは事実です.民業圧迫といっても,現実には天下り先の保全を画策するところから問題が出ています.まぁ,あまり書くと削除されてしまうかも知れませんが,データの公開のこれほど遅れている機関も珍しい.現在は気象庁職員が,支援センターの代行業務のようなことをさせられているらしい.いくらなんでも問題じゃないかなと. 米国では公的機関の気象データは原則,公開されているのですが,そのための予算の逼迫が問題になっているらしいです. それと個人ごとになるのですが,東海豪雨の最中,気象関係,防災関係のサイトはまったく繋がりませんでした.我が家の横には天白川が流れているのに,川の状況は翌日早朝のTVまでまったくわかりませんでした. |
[210.236.130.5][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)] |
5881. 2000年10月08日 21時48分47秒 投稿:Cauli. |
5879へちゃさん> >気象庁は各気象台へ,HP上での過去データ照会に対し圧力をかけている. いやその、国→地方自治体ならともかく、ひとりの長官の指揮下にある組織内で「圧力」というコトバを使うのはいかがなものかと思いますが…。 そういや大蔵省印刷局が官報のWeb掲載を渋っていたら官邸が掲載し始めた例もあるので、今回の鳥取県西部地震でも気象協会Webが全く機能しなかった事実も併せて、内閣に直訴した方がいいかも。 内閣がWebで公開しろと(運輸大臣経由)気象庁に指示することも、「圧力」とは言いません。 |
[211.2.44.127][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)] |
5880. 2000年10月08日 21時10分48秒 投稿:みね [http://www.jishin.go.jp/] |
>5872.らら。さん >GPS連続観測局配置であちこち日本全体2箇所ずつ点を、つなげてへんどうを、 >見てたのですが 地震調査研究推進本部 地震調査委員会HPさんは↑、 毎月15日頃「前月の地震活動の評価 」を定例的に発表されています。 (大地震などで、追加発表されることもあります) 「 2000年8月の地震活動の評価(平成12年9月13日)」と合わせて発表された、 「三宅島付近から新島・神津島付近にかけての地震活動の評価(平成12年9月13日)」を、ご紹介します。 >素人コメント1 発表には、気象庁さんが提出された資料、 「三宅島近海から新島・神津島近海にかけての地震活動」が添付されています。 >素人コメント2 発表には、委員会に国土地理院さんが提出された資料、 ベクトル図(水平)が添付されていて、私は、「こんにゃく」で試してみました。 発表には、他の添付資料もあります。 >素人コメント3 週明けに「 2000年9月の地震活動の評価(平成12年10月吉日)」が、 発表されることと思っています。 なお、「地殻変動」と「三宅島及び新島・神津島近海の地震活動」との関連や、 「三宅島の火山活動」との関連については、意見を控えさせていただきます。 以上のコメントは、経験ある専門家の発言ではないことを重ねて申し添えます。 ご紹介した発表等にもとづいて、各位ご検討くださるようお願いいたします。 |
[211.5.23.195][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; MSN 2.5; Windows 98)] |
5879. 2000年10月08日 20時52分44秒 投稿:へちゃ [http://web.kyoto-inet.or.jp/people/taki-ryo/index.html] |
Hal.Tさんの投稿へ補足. 気象庁は各気象台へ,HP上での過去データ照会に対し圧力をかけている.現在,無料でのサイトで公式にデータを閲覧できる所はない.この件に関しては,私も非常な疑問を思い,予報士サイトに投稿したことがあります.福島や京都(↑)では個人や気象庁内の労働組合が,この方針に反発してデータ公開を行っているようです. |
[210.236.130.50][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)] |
5878. 2000年10月08日 20時51分48秒 投稿:桜島10kmより木下 [http://www.minaminippon.co.jp/] |
桜島、続報。ひどい降灰の様子は南日本新聞 2000.10.8 朝刊↑。 このような降灰の時でも、爆発で吹き上げられたSO2やSPMは上空に留まるようです。 爆発3時間後、10km離れた室内で換気ダクトを通して硫黄臭が進入。窓を開けると強く匂いました。強い東風による吹きつけで、噴煙はほとんど横に流れていたと推測されます。 なお、南岳火口から2kmまでは立ち入り禁止です。 鹿児島県は1988年に国際火山会議を主催、毎年の国際火山フォーラムもあり、行政と火山学者の連携は良く、総合防災訓練が毎年実施されています。 全国展開されている環境大気測定局は、気象台ルートではなく、火山学者ルートでもなく、環境庁と県・大きな市の環境調査機関が連携して人為起源の公害と大気汚染を監視するのが元々の役割ですが、鹿児島では行政機関に属する研究者の努力によって桜島山麓に火山ガス測定網が展開されています。 また、九州を始め酸性雨研究者の間では火山ガスの環境影響は、国境を越えた大気汚染物質の移動とともに重大な関心事です。関連して、申し遅れましたが、5608さのさま、5613村松さま。 成層圏に上がったSO2は、ガス状態のままオゾンや紫外線の影響のもとで気相反応で酸化され、乏しい水分を吸着して硫酸液滴のエアロゾルになるのが主で、それから硫酸塩になり、落下するようです。対流圏では固体微粒子の表面反応や亜硫酸の酸化が重要になるけれど、気相反応も無視できないようです。 |
[163.209.82.39][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 95)] |
5877. 2000年10月08日 18時46分37秒 投稿:Hal.T |
5870,5875>気象庁の情報: 少し前、「なぜ過去データが有料なのか?」とメイルしたら、気象庁広報室より (抜粋、番号は私がつけた) 1:国内で自ら観測するデータと外国の気象機関との交換によって入手しているデータがあり、その量は日々膨大なものとなります。 2:このようなデータ等を国民の多様な要望に応じて提供していくためには、民間活力を活用しながら提供していくことが効率的と考えております。 3:気象情報が国民に幅広くご利用いただけるようにするため、財団法人気象業務支援センターを通じ、気象データ等の利用が可能となるような環境を整えてきております。 4:気象庁のホームページでは、これらのホームページにリンクしております。 というわけで、結局のところ民間活力活用なんて言いながら、その実は天下りか何だか知らないが、見なければ使えるかどうかわからないデータでも財団に金を払ったら見せてやるということらしいと理解した。これでは大量の情報が必要な全体的流れを分析したいとか、そういうことは民間ではできなくなる。 頭に来て、現在のところ過去データは建設省の水理情報にあるものを使っているし、近所の山のてっぺんに自営で気象ロボットを運用している。 というような背景が火山情報などにも影響しているんだろうなあ。財団法人火山情報センターなんてのを作って・・・なんて。 |
[210.250.0.153][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)] |
5875. 2000年10月08日 17時37分08秒 投稿:まつ@島原 |
5870. さの さん> > ■ 気象庁殿 > 火山情報は、 ここ に間借りして出すのではなく、 ここ にも、火山観測情報と一緒に整理して > 迅速に公表してください。せめて。 私が,聞いた話では, 気象庁地震火山部では,当然すべての地震・火山情報をWEBで発表することを望んでいる. しかし,気象側の方でデータを気象庁WEBで公開することに反発が大きく, 公開できないでいる. なぜ,三宅島の火山観測情報のみ公開できているかというと, 気象庁ホームページで,記者発表情報については,公表してよいとのお許しがでた. そこで,9月から毎日(平日のみ?)夕方に本日の三宅島状況についてマスコミ説明を しているので,その時の資料として火山観測情報を記者に配付することとした. 記者説明資料として,火山観測情報をWEBにも登録している. したがって,記者発表を実施した日の夕方でないと火山観測情報をWEBに登録できない. (誤りがあるかもしれないので,他に転載不可) |
[133.5.168.105][Mozilla/4.7 [ja] (Macintosh; I; PPC)] |
5874. 2000年10月08日 16時41分53秒 投稿:まつ@島原 |
10月7日16時42分の桜島の噴火は久々に大きなものだったようです. 火山観測情報第9号(10月8日10時発表)によると,桜島町袴腰付近(註:桜島港がある地区)に 最大径3cmの火山礫が飛散し,桜島町内では35台以上の車のガラスが破損したそうです. これは,1994年2月2日(車2台のガラス破損)以来とのこと. #三宅島で車のガラスが割れたときには,大騒動になりましたが… |
[133.5.168.105][Mozilla/4.7 [ja] (Macintosh; I; PPC)] |
5873. 2000年10月08日 16時29分48秒 投稿:Cauli. |
5870さのさん> お説ごもっともであります。日本気象協会が載せてることは当然知ってたけど、鳥取県西部地震の余震が続く中busyの原因を作るのも何かと思いアクセスを自粛しておりました。 集中豪雨やら地震やらのたびにアクセスが集中して潰れるhttp://tenki.or.jp/こそ、真っ先に国で自前で確保するのがIT予算の正しい使い方だと思う。それが民業圧迫というなら注意報警報と台風と地震津波火山だけでもよろし。 |
[211.2.44.112][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)] |
5872. 2000年10月08日 16時15分12秒 投稿:らら。 |
なんか最近専門の話ばかりなので書きずらいのですが、単純な質問です。 <関東>GPS連続観測局配置であちこち日本全体2箇所ずつ点を、つなげてへんどうを、見てたのですが、 ・神津島から三浦までがものすごく伸びている ・新島から三浦はものすご縮んでいる どちらも三浦までのライン「方向」は同じだと思うのですが。。 上のラインに対してやや垂直な南伊豆から三浦はやや伸びている。 三宅島の影響ですか?ちょっとちがうように思うのですが。。? みぎとひだりにずれてるように感じたので。気になり書きました。 地震につながるような心配はないのでしょうか? 上記の書き込み不適当でしたら削除してください。 |
[211.9.1.21][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)] |
5871. 2000年10月08日 15時31分55秒 投稿:Cauli. |
5869みねさん> すんまへん。臨時火山情報見落としました(というか、気象庁Webに載ってない)。 |
[211.2.44.156][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)] |
5870. 2000年10月08日 15時29分11秒 投稿:さの |
■ 気象庁殿 火山情報は、 ここ に間借りして出すのではなく、 ここ にも、火山観測情報と一緒に整理して 迅速に公表してください。せめて。 また、火山観測情報は、表ページに号数だけ示されていますが、これでは何が書いてあるか 分かりません。pdfは仕方ないとしても、どうしたら読めるのか Acrobat reader のダウン ロード方法の解説を付けてください。 火山観測情報は、迅速にアップロードしてください。第278号は今日の10時前に発表されて いると思いますが、まだ(15:25確認)あがっていません。これから、風系南よりになると いうのに!とても情けなく思います。 |
[210.165.70.143][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)] |
5869. 2000年10月08日 14時38分47秒 投稿:みね |
>5859.Cauli. さんへ 臨時火山情報 第19号 平成12年10月 6日18時50分 気象庁地震火山部・三宅島測候所 発表 火山名 三宅島 本日(6日)火山噴火予知連絡会が行われました。 三宅島の火山活動について 三宅島の火山活動に関する本日の火山噴火予知連絡会の検討結果は次のと おりです。 三宅島では、9月に入ってからも山頂からの火山灰の放出が続いていまし たが、9月中旬以降は火山灰が少なくなり、白色噴煙を主とした噴出活動に なっています。 火山性微動や空振の振幅は小さい状態が続いています。 島内の火山性地震の回数は9月に入ってから次第に減少しています。 7月以降、三宅島の収縮が続いてきましたが、9月以降、観測条件は悪い ながらも鈍化傾向が見られます。 島の中央部の全磁力の変化も8月下旬以降鈍化しています。 火山ガスの放出量は、8月下旬以降次第に増加しており、9月中旬以降は 、1日あたり約2〜4万トンの二酸化硫黄の放出が観測されています。 9月以降火山灰中の粘土鉱物が減少し、火山灰には塩化物イオン付着量が 多くなっています。 また、火口の表面温度は9月下旬に最高約180℃が観測されました。 以上のような観測結果は、噴火への地下水の寄与が減り、火山ガスを放出 しやすいシステムが形成されてきたことを示していると考えられます。 現在のように地下のガス通路が維持され、ガスの放出が続けば、爆発的噴 火や火砕流の可能性は低いと考えられます。 三宅島の火山活動のメカニズム解明及び今後の噴火活動の推移を監視する ため、火山ガスや噴煙、地殻変動、地震活動等の観測を強化する必要があり ます。 当面は、現在のような多量の火山ガスを放出する活動が続くと考えられま すので、火山ガスに対する警戒が必要です。また、雨による泥流にも注意が 必要です。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− >火山情報の著作権問題について(素人コメントを、一応書いておきます) 火山情報は、政府機関である気象庁が、周知公開することを目的として、 報道機関等に配布いるものなので、掲示板にそのまま転載して広めることを、 気象庁さんは歓迎されると、私は思います。 |
[210.141.117.123][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; MSN 2.5; Windows 98)] |
5868. 2000年10月08日 12時22分17秒 投稿:へちゃ |
20kmを7秒で破壊したとなると,破壊の進行は3km/sとなるから,これは「ぬるぬる」とは言えないみたいです.前の投稿は破棄します.震度計が多く設置されるようになったのに,震度6強が2カ所しかなかったと考える方が正しいのかも知れません. なぜあんなに広い範囲で揺れたのか,の方が問題みたいです.こうした広域の強い揺れがMjを押し上げたのかも知れません. |
[210.236.130.15][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)] |
5866. 2000年10月08日 10時13分40秒 投稿:ちば [http://wwweic.eri.u-tokyo.ac.jp/topics/tottori/index-j.html] |
あちこちのサイトへのリンクを埋め込んだメモ書きです。 震度分布図(東大地震研にある気象庁の図へのリンク) をみると、断層のトレースがぼんやりとみえてきますね。 もちろん、京都大学防災研究所自動震源情報 による余震分布図ではっきりわかる(すごい精度)。 小豆島辺りは横ずれ断層の延長にあたるためにゆれが大きかったもののようです。 東大地震研究所の菊地さんのEIC地震学ノート No.93s Oct. 6, '00に、詳しい解説があります。 断層面は北西南東走向で変位量が1.6m。 防災研の結果では、断層面の傾斜が85度で地震研の88度より少し緩い。 国土地理院の記者発表資料では、変位量1.4mのモデルがでています。 GPSの変位ベクトル図が大変興味深い。 計算と実測がこれだけぴったり重なっているのもめずらしい。 断層の上端の深さは1kmだそうです。 そこで、1.4mのずれがあるものが地表ではどれくらいまで 小さくなるのでしょうか すくなくともGPSの変位量以上はあるでしょう。 花崗岩からなる山地ならそのまま見える 可能性もあるのではないでしょうか。 (きっと、いまごろ探し回っているかなあ) GPS観測での変位量が、水平成分で17cmですから このくらいだとSARで干渉縞がうまくみえそうですね |
[210.166.70.54][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)] |
5865. 2000年10月08日 09時34分46秒 投稿:ちば [http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/article/tottori/200010/07-11.html] |
マグニチュード(Mj)が、7.1が7.3になって、これから6.3にするのなら やっぱり詳しい解説が欲しいですね。 マグニチュードの計算式は 高校の授業でやった(教えた)記憶があります 最大振幅と震源までの距離でできる 簡単な数式でした。 気象庁で使用している式というのは どんなものなのだろう。 いずれにせよ、こういう方式では 「ぬるぬる地震」には対応できないのは確かだろう。 モーメントマグニチュード(Mw)の計算方法の 解説はどこかにありますか 変位した断層面の面積と変位量をかけてどうにかするらしいことは 想像が付くのですが |
[210.166.70.54][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)] |
5864. 2000年10月08日 09時23分23秒 投稿:ちば [http://www.asahi.com/paper/special/tottori/index.html] |
鳥取県西部地震 先ほどのニュースでの、現地映像 道路上に3m大の巨レキがゴロゴロ 落ちてきて、軽のバンが巻き込まれたけれど 奇跡的に足の軽いけがで助かったという。 車の前部は大破していました。 崖のはるかに上の方に崩壊が見えていました。 典型的な方状節理とタマネギ状風化がありましたので おそらく花崗岩だとおもいます。 初生崩壊もありえますが、 まず斜面の最上部の巨大なトアの一部が落ちて その下の植生に覆われた斜面を一部巻き込んで崩壊した のではないかと(想像)。 あのくらいの巨石の崩落にたいする 有効な防災対策はないのではないか アメリカみたいに道路は斜面から離すか リングネットで止められるかなあ |
[210.166.70.54][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)] |
5861. 2000年10月08日 07時16分17秒 投稿:早川 |
5859Cauli.さん発言を受けて: たしかに,きのう10.7添付ファイルのSO2量の図は,10.6までの図と違いますね. 10.3のSO2量がほんとは多かったことがきのう判明したのかもしれませんが, 隠していたと思われても仕方がない. これまでの誤りを火山情報文章で正さずに,こそっと図だけを修正したのは悪質です. 気象庁地震火山部は,抜本的な組織改革が必要です. 動燃とおなじ. |
[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)] |
5858. 2000年10月07日 20時28分30秒 投稿:Cauli. |
5855ちばさん> >液状化しそうだとは知っていたが、 >特に対策を取っていなかったらしい。 うーん。実際にそうなんだろうけど、『「地域防災計画」に対策を盛り込んでいなかった』はかわいそうな気がする。 地域防災計画には中長期的な取り組みも盛り込まれてしかるべきだけど、液状化という人命にあまり影響ない割に抜本的な対策に金が掛かり、しかもそれが地元負担となる事案を単に防災計画に盛り込んでみても、県企業庁としては動きようがないように思う。 |
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5857. 2000年10月07日 19時07分23秒 投稿:村松@東北大 |
桜島に臨時火山情報がでましたね。18:00です。 臨時火山情報 第1号 平成12年10月 7日18時00分 鹿児島地方気象台 発表 火山名 桜島 桜島南岳は本日(7日)16時42分に今年132回目の爆発をしました。 この爆発では多量の噴煙を火口上5,000M以上まで上げ、火山雷を18 回伴いました。噴石は雲のため不明でした。袴腰近くの気象台の観測点(南岳 の西北西4.6KM)での爆発地震の最大振幅は4?M(マイクロメートル)でした。 現在のところ被害の報告はありませんが、鹿児島市の中心部から北部にか けてかなりの降灰がありますので、交通事故等に注意して下さい。今後も噴 石を伴う爆発が発生することが考えられますので、今後の火山活動に十分注 意して下さい。 |
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5856. 2000年10月07日 19時06分15秒 投稿:M3 |
潮位の話題。 最新の海洋速報が出ていました。「海洋速報」の "黒潮流軸の位置"より、 号,発行日,期間,地名,流軸までの方向,流軸中心部までの距離(M) ------------------------------------------------------------ 16, 08/18, 08/02-08/18,八丈島, E, 15 17, 09/01, 08/16-08/30,八丈島, E, 25 18, 09/14, 08/30-09/12,八丈島, E, 20 19, 10/06, 09/12-10/04,八丈島, E, 20 ------------------------------------------------------------ 16, 08/18, 08/02-08/18,三宅島, E, 85 17, 09/01, 08/16-08/30,三宅島, E, 35 18, 09/14, 08/30-09/12,三宅島, SE, 30 19, 10/06, 09/12-10/04,三宅島, SE, 20 ------------------------------------------------------------ これだけではおおきな変化は無かったように見えますが、9月半ばに黒潮が房総半島沿岸に接近、強い流れを観測(三管区2000. 9.29)という情報もあって、これが影響しているのかもしれません。その海流概況図では、三宅島は黒潮の東側縁に接しています。 |
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5855. 2000年10月07日 17時26分43秒 投稿:ちば [http://www.asahi.com/paper/special/tottori/graph.html] |
■境港の液状化の被害がおおきいようですね 液状化しそうだとは知っていたが、 特に対策を取っていなかったらしい。 まあ、無理もない。詳しい記事がありました。 http://www.asahi.com/1007/news/national07006.html |
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5854. 2000年10月07日 16時59分53秒 投稿:ちば |
「未知の活断層が動いた」というと調査不足みたいで 誤解をまねきますね。 内陸の地震が活断層沿い以外では発生しないという前提が 頭の中にあるからそういった表現になったのでしょう 起震断層が地表面まで到達しないことはむしろ普通なわけで 地震を起こした断層が地表面に到達したときに それを地震断層と呼ぶわけです。 「地震断層が表れたかもしれない」なら納得できます。 活断層は第四紀に活動した証拠のある断層であり 沖積平野の地下やとうきょくの場合は証拠が残らないケースが多いので 活断層と断定できないことや 変位量がわからないことがよくあります。 阪神大震災のときも 淡路島では野島断層が動いたのがよく見えましたが 神戸では地表にちゃんとした地震断層は現れませんでした。 遠い未来に神戸市内でトレンチを掘った場合 1995年のイベントには気がつかないかもしれません。 (そういえば、震災の帯にそった 「未知の活断層」が動いたのではという 見解もありましたが) |
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5853. 2000年10月07日 16時45分59秒 投稿:早川 |
きのうの鳥取の地震, どうやら地表地震断層はないらしい. |
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5852. 2000年10月07日 14時34分59秒 投稿:早川 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/res/mail/0817tsu.html] |
5801ちばさん, >今日届いた、第四紀研究の最新号に >有珠の1663年噴火で生じたインパクトクレーターの >論文が掲載されていました。 >(私も見に行った記憶があるのですが、たぶん10年以上前です) >入江貝塚は、火口とされている小有珠から >直線で5kmも離れていますが、 封筒を開封して,読みました. 小有珠山頂からの距離は4.1kmです. ソンマ縁から測れば,3.7kmです. ありそうなことです. いや,有珠1663噴火なら,あるべきことです. なお,地球をつくる岩石の強度からいって,クレーターをつくるような大岩は,どんなつよい火山噴火でも5kmまでしか飛びません. ですから,浅間山頂噴火で大岩が飛んでくるのを軽井沢の住民が恐れるのは非科学的です. |
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5851. 2000年10月07日 13時39分11秒 投稿:早川 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/res/mail/0817tsu.html] |
あっ,津久井さんも終息派だ. でも科学者なら,希望と現実を峻別してほしい. 共同通信ニュース速報から(部分) 近年の三宅島の噴火は溶岩流を伴った山腹の割れ目噴火が主体だ が、約二千五百年前に今回とよく似た山頂が陥没する噴火を起こし た。津久井雅志千葉大助教授によると、その時の火山灰などの推定 噴出量は約七億五千万立方メートルで、今回の約一千百万立方メー トルに比べけた違いに多い。 同助教授は「今回は二千五百年前よりマグマの関与が少ない。今 後も爆発的噴火の恐れは否定できないが、活動は終息に向かってい るのではないか」と話す。 [2000-09-30-09:44] |
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5850. 2000年10月07日 12時54分49秒 投稿:さの |
>5842 へちゃさま よく分かりました。ありがとうございます。 カルデラ縁付近でのプルームの温度が問題ですね。 |
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5849. 2000年10月07日 12時29分16秒 投稿:ふじた |
5838 早川さん 航空測量各社は、空中写真の撮影を始めています。 ちなみに、うちの会社は今朝8時に八尾空港(大阪)を出発して 現地に向かいました。 (管理人さんに代わってのレスでした) |
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5848. 2000年10月07日 12時10分29秒 投稿:前田@神津島 |
こういう時に、余震のすごし方など二ヶ月も継続した伊豆諸島住民に聞くべきだ |
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5847. 2000年10月07日 11時38分16秒 投稿:早川 |
5838前半へのさらに補足 活断層研究会による活断層の定義は,つぎのようです.(岩波新書『活断層』松田時彦1995の83ページより) 「最近の地質時代にくりかえし活動していて,(それゆえに)将来また活動すると考 えられる断層」 したがって,「地下にあった未知の活断層が(鳥取県西部地震を)起こした」と書くことには,過去にくりかえし活動したことが確かめられていない断層にたいして,将来また活動するだろうとみる安易さがみえます.正常な科学行為だとは言えません. 防災の面からさらに指摘すれば,活断層がなければ地震が起こらないとみる過度に楽観的な見方を助長します. |
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5846. 2000年10月07日 11時06分53秒 投稿:早川 [http://mc-net.jtbcom.co.jp/earth2000/session/oral/ac0.html] |
この発言では,政治的部分まで踏み込みます. (この掲示板,政治を論じても良いんですよね.もちろん私は国家公務員だから政治活動はしませんが) 石橋さんは,おなじ学会予稿集で(さっき講演要旨と書いたのは予稿集の誤り) 「高レベル放射性廃棄物地層処分と日本列島の地震・断層活動」 なる文章を書いています.↑ けさの日経新聞にあるように,きのうの鳥取の地震がわが国の原発行政に与える影響は甚大でしょう. |
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5845. 2000年10月07日 11時01分14秒 投稿:へちゃ |
え〜、けさの中日新聞(東海版38pp)も妙な書きかたしてますよ. 気象庁マグニチュードMjについて,島崎邦彦さんの「内陸の地震だと、海でおきた地震より数字が大きく出る」コメントを曲解し,モーメント・マグニチュードMwの6.6を例示しながら, 『気象庁発表のマグニチュードは実際より大きく出された可能性がありそうだ』 そういう問題ではありません. 島崎さんの「陸の地震,海の地震」は「プレート内」「プレート境界」をおもに扱った言葉であり,揺れを基準にしているMjが,断層破壊の規模を基準とするMwより,短い周期の波が卓越する地震においては大きく出るのは当然であり,「実際より大きく出された」わけではないのに.マグニチュードは「どっちが正しい」という類のものではないのに. この新聞を読んだ人は,「気象庁はマグニチュードを大きく算出しすぎた」と誤解してしまいます. |
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5844. 2000年10月07日 10時57分25秒 投稿:早川 [http://mc-net.jtbcom.co.jp/earth2000/session/oral/sl0.html] |
5838前半部分は,あれだけでは不親切だと思って,文献を捜しました. 石橋克彦さんの下の講演要旨がもっともわかりやすいと思います. ウェブでは↑でご覧になれますが,Pdfファイルだから,下に全文引用します. (ルール違反を承知) --------------------------- 未知のC級活断層が本当に数多くあるか? Do unknown C-class active faults exist innumerably in Japan? 石橋克彦(神戸大・都市安全研究センター) 活断層,C級活断層問題,亀裂の成長,大地震,活断層の進化 active fault, C-class active fault problem, crack growth, large earthquake, evolution of active fault ●本稿は,<「活断層」の用語法について:「活断層がなくても直下の大地震は起こ る」は誤りか>(石橋, 1998,合同大会Sf-009)の続報である.いわゆる「C級活断 層問題」を単純素朴に考察することによって,“活断層とは何か”を考えたい. ●C級活断層問題とは次のようなものである:----明治以後の日本の内陸の浅い大地 震で地表地震断層を伴ったものは,A,B,C級の活断層からほぼ同数ずつ発生して いる.三つの級の大地震発生頻度は1桁ずつ小さくなるのだから,この事実は,A, B,C級の活断層の数の比が1:10:100であることを示唆している.現実には,日本 列島では,A級は約100本,B級は約1000本が知られているが,C級は数百しか知ら れていない.したがって未発見のC級活断層がもっと多数あるに違いないと考えられ るが,果たしてそうだろうか(例えば,浅田, 1991;松田, 1991, 1995). ●そもそも活断層学は,第四紀(ないしその後期)の地殻運動に関する一様継続性と 一様反復性という「斉一観」を根底にしているが(例えば,松田, 1987),C級活断 層が多数(例えば約10000本)あるはずだという見方は,最近数十万年間の日本列島 には,A・B・C級のどれかのラベルを貼られた固有の活断層が数多く固定化されて 分布しているという見方のように思われる.この見方は,上部地殻の地震発生層の中 の断層面(特定の地震の震源断層面になりうる面)全体を「活断層」と捉えて,「活 断層が地震を起こす(地震の本源は活断層である)」と主張する考え方と表裏一体で あろう.しかし,上部地殻の中での地震の起こり方を考えてみると,大局的な一様性 のもとでもミクロなダイナミクスは変化(進化)を伴っていると考えられ,前記の見 方は正しくないように思われる.以下に,C級活断層の数は多くないという見解を導 くような,別のイメージ(推測)を示す. ●日本列島の上部地殻には,三次元的に,無数の大小さまざまな亀裂(断層)が分布 している.それらの何%かが,日本列島の広域応力場のもとでのローカルな応力場に よって,極微小地震(M1未満;M1の震源断層面の長さLは50mオーダーか)を起こして いる.また何%かが,単独にまたは繋がって,微小地震(M3未満;M3のLは500mオー ダーか)や小地震(M5未満;M5のLは5kmオーダー)を起こしている.さらに,幾つか の地下の亀裂(系)は,単独にまたは繋がって,M6の中地震(L〜10数km)やM7の大 地震(L〜30-50km)を起こす.そして,ある程度広い領域のある程度長期間の地震活 動に注目すると,一般に,M別頻度分布に関するGutenberg-Richterの法則が大局的に 成り立っている.応力増加速度が大きい場合は特に,地下のある亀裂系で(例えばM7 の)大地震が繰り返し起こりやすくなり,そこに固有のM7サイズ弱面が形成されるか もしれない.そして,毎回の地表地震断層が浸食に打ち勝って累積し,地表で活断層 として認識されるようになるかもしれない.しかし,応力増加速度が小さい場合には 特に,幾つかの亀裂が繋がってM7の大地震を起こすのは偶然で,そこにM7サイズの固 有な弱面が形成されない場合があるかもしれない.そうであれば,1回だけ出現した 地表地震断層は浸食されて消えてしまい,活断層にはなりえない. ●上記のようなイメージは,活断層を「地形学・地質学・地球物理学的観察によって 地表付近の形態が確認される断層で,最近の地質時代に繰り返しズレ動いていて,将 来もズレ動くことが予想されるもの」と捉える筆者の見方と整合している.この立場 で別の言い方(上のイメージに即した言い方)をすれば,活断層とは,「上部地殻の 地震発生層の中のある程度成熟した(最近数十万年の間に大地震を繰り返し発生する ようになった)亀裂系の(全部または一部の)地表表現」ということになる.この見 方によれば「活断層が地震を起こすのではない」.また,上述のように,成熟してい ない亀裂系からも稀に(例えば50万年間に1回だけ),しかし50万年間にはあちこち で,大地震が起こることがありうるだろうから,「活断層がなくても内陸の浅い大地 震が起こって地表地震断層が生ずることがある」.したがって,「C級活断層が非常 に数多くあるとは考えられない」.さらに,地下の亀裂系は一定の応力場のもとでも 成長・進化・衰退するかもしれないから,その地表表現としての活断層も成長・進化 ・衰退するだろう(活断層にも一生があるだろう)という仮説が考えられる.今後, 地下の亀裂系の進化に関する理論的研究,活断層の活動変遷史の詳細な事例研究,C 級活断層の深部構造の詳細な調査などが重要であろう. |
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5843. 2000年10月07日 10時43分49秒 投稿:Cauli. |
5841早川さん> >自然災害ではなく人為災害だという観点からの処置なんでしょうね. いえ。「暴風、豪雨、豪雪、洪水、高潮、地震、津波、噴火その他の異常な自然現象」までが自然災害で、それ以降は人為災害(「事故災害」といいます)です。「その他その及ぼす被害の程度においてこれらに類する政令で定める原因により生ずる被害」として災害対策基本法施行令第1条で「放射性物質の大量の放出、多数の者の遭難を伴う船舶の沈没その他の大規模な事故」が規定されています。 あのとき東海村やいくつかの町や茨城県は災害対策基本法に基づく災害対策本部を設置しました。災害救助法も適用されました。災害対策基本法に基づく非常災害対策本部を置かれなかったのは、科学技術庁が「放射性物質の大量の放出」はないと判断した結果でしょう。 「平成9年(1997年)ダイヤモンドグレース号油流出事故非常災害対策本部」あたり、災害対策基本法に基づく非常災害対策本部を置かなかったナホトカ号のときの反省(このときも関係自治体は災害対策基本法に基づく災害対策本部を置いた)から直ちに設置を決めたものの、実は流出量が大したことなかったのでさっさと廃止したということなのでしょうね。 |
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5842. 2000年10月07日 10時41分09秒 投稿:へちゃ |
さのさま 重力風とはkatabatic風のことです.空気塊の密度が,周囲の密度より局所的に大きくなると,密度の小さな方に向かい,空気塊が広がり流れ出す現象です.三宅島においては山頂・山腹で冷やされた空気塊が降下してくるものです.南極の沿岸などで吹く強風も重力風です.ただ定義的には冷却のための密度増加とは限られていないので,空気より重いガスにおいてもこの表現は成り立つと思います. 三宅島では山頂から放射状に緩やかな風が流れ下る傾向があります.この空気塊がガスをどの程度含んでいるかは未知ですが,島内においては山岳波より,この重力風の方が影響しやすいかも知れません.ただ,山頂には以前にはなかった(プチ)カルデラができているので,これまでとは気象条件が変わっているかも知れません. |
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5841. 2000年10月07日 10時14分24秒 投稿:早川 |
5837Cauliさん, なるほど,去年の東海村のときは,災害対策基本法ではなかったわけですか. 自然災害ではなく人為災害だという観点からの処置なんでしょうね. たしかに,放射能汚染は,災害対策基本法がいう災害に当てはまらないとも,言える.無理すれば,当てはめられないこともないと思うけど. (定義) 第2条 災害 暴風、豪雨、豪雪、洪水、高潮、地震、津波、噴火その他の異常な自然現象又は大規模な火事若しくは爆発その他その及ぼす被害の程度においてこれらに類する政令で定める原因により生ずる被害をいう。 |
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5839. 2000年10月07日 10時12分38秒 投稿:さの |
> 5830 へちゃさま 重力風とおっしゃるのは、内部重力波↓のことですか? 京大の 地球流体力学基礎実験集 の 内部重力波 (このHPはとてもおもしろいです。気象予報士を目指す方は必見) とすると、桜島10kmより木下さまご紹介の これ から考えられるリスクと どのように違うのでしょうか?? 島にとってどのように良くない条件なのか、もう少し詳しく説明して戴けない でしょうかm(._.)m |
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5838. 2000年10月07日 10時01分59秒 投稿:早川 |
「地下にあった未知の活断層が(鳥取県西部地震を)起こした」(毎日新聞) に類する発言を私は,まったく非科学的だと感じます. 「未知の断層が地震を起こした」 「地震で地下に断層が生じた」 なら,よい. 「断層」と呼ぶのが最適な概念にまで,神戸以降おおはやりの「活断層」ということばを使うのは愚かだ.ジャーナリストだけでなく,地震学者までそう使っている. ▼さて,きょうは,地表地震断層があらわれたかどうか,おおぜいのひとが血まなこで捜してらっしゃるでしょう.モメントマグニチュード6.6だから,出てないかもね. 地割れや地すべりとのみわけがむずかしいだろう. ここの管理人さんのところは,さっそくヒコーキを飛ばしたのだろうか? きょうの秋晴れを有効に使ってほしい. |
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5837. 2000年10月07日 10時01分19秒 投稿:Cauli. |
5835早川さん> まず、そのNHKラジオは誤報です(あたしは「緊急災害対策室」と言って「本部」とは言わなかったように聴いたけれど)。現在のところ、非常災害対策本部も緊急災害対策本部も設置されていません。ただし、昨日の開かれた大臣をトップにした局長級の関係省庁連絡会議は非常災害対策本部とほぼ同一の布陣です。そして今日、扇国土庁長官を現地に派遣し、帰京後の総理への報告を待って非常災害対策本部を置くか否か判断するものと思います。 東海村のときは、災害対策基本法上の政府対策本部は置かれませんでした(防災白書平成12年版)災害対策基本法上の政府本部(現地本部を含む)の設置改廃は官報に告示されますから、後からでも追跡できます。 |
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5836. 2000年10月07日 09時57分12秒 投稿:早川 [http://www.houko.com/00/01/S36/223.HTM] |
緊急災害対策本部の設置は見送られたらしい(上毛新聞,ほぼまちがいなく通信社配信記事). 非常災害対策本部設置の記事すら,みつけることができない. ▼東大菊池解のモーメントマグニチュードは6.6. したがって,エネルギー放出は神戸の地震の半分だった. 「複数の地殻の破壊が引き続いて起」こったのだそうだ. (以上,読売新聞) これが,思ったより被害が小さかった理由のひとつ. |
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5835. 2000年10月07日 09時13分27秒 投稿:早川 [http://www.houko.com/00/01/S36/223.HTM] |
鳥取の地震で,緊急災害対策本部(本部長は総理大臣)を設置するかもしれないと,きのう夕方のNHKラジオニュースでいっていたことが気になります.国土庁長官を本部長とする非常災害対策本部にとどまったままで,結局,緊急災害対策本部はつくられなかったのですか? 従来,緊急災害対策本部は,戒厳令にも似た災害緊急事態*(災害対策基本法105条)の布告があってはじめて設置されるものでしたが,1995年の神戸の地震を教訓として,災害緊急事態の布告がなくても,総理大臣を本部長とする緊急災害対策本部を設置することができるようになりました(28条の2;1995年12月). *災害緊急事態は,首都東京が壊滅的打撃を受け,日本の経済が大混乱に陥るような事態を想定しています.総理みずから本部長となり,109条に規定する緊急政令を発することにその主旨があります.109条では,物価統制と金融モラトリアムを法律に拠らず緊急に政令で発します. 1999.10.1の朝日新聞の報道によれば,東海村の事故で政府は,当初,有馬文部大臣兼科技庁長官を本部長とする災害対策本部を設置したが,すぐ小渕総理大臣を本部長にする対策本部に切り替えたとあります.非常災害対策本部を緊急災害対策本部に切り替えたと読めます.これが,わが国における緊急災害対策本部設置の唯一の例だと,わたしはみています.(このことに注目した論調を,わたしはまだ聞いたことがない) |
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5832. 2000年10月07日 01時07分36秒 投稿:げし [http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/shimano/miyake2000/sulfur.html] |
9月9日から12日にかけて噴出した火山灰の水溶性付着成分(硫酸塩)の硫黄同位体比の測定結果を出しました↑. 9月の火山灰の硫黄同位体は,7-8月噴火の火山灰に比べてより低い値になりました. また、8月18日の噴火後期に放出された通称“カリフラワー状”火山弾の内部に付着していた成分も測定しました.同日の火山灰から得られた値に比べて,有意に低い同位体比がでました. ※残念ながら予知連に間に合いませんでした. |
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5831. 2000年10月07日 00時10分14秒 投稿:ちば [http://www.kishou.go.jp/press/0010/06c/index.html] |
本日の火山噴火予知連のコメント やっぱり、よくかんがえてありますね。 火山ガスに対して警戒が必要と明記された。警戒はこれだけ。 爆発的な噴火や火砕流の危険性は当面去ったというの意味の指摘がある。 もちろん、現在の傾向が続けばという条件付きですが。 火山灰の降下が少なくなったと明記された。 地震も少なくなったし、収縮の傾向も鈍化したとある。 泥流災害についての危険性の指摘が雨の場合の注意にもどった 傾斜計やGPSのデータが記者発表資料にはない。 沈降とか隆起とかは全く書いていない。 |
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5830. 2000年10月06日 22時29分38秒 投稿:へちゃ |
5807さのさま 三宅島は(測候所のデータですが)小さな島なのですが地形の影響か,重力風が顕著に現れます.桜島に比べて山体がなだらかなためかも知れません.これは島にとっては良くない条件です.1986年のニオス湖のガス災害も重力風の振る舞い(ガスの自重のための影響が大きいが)を成していました. ところでニオス湖災害では,犠牲者は化学性とみられる熱傷を負っていました.しかし,この災害のガスはCO2とされ,HClやH2Sは含まれていないとの結論だったと記憶しています.あの熱傷はなんだったのか御存知の方はみえませんか? |
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5829. 2000年10月06日 22時15分08秒 投稿:ちば |
境港の液状化被害が大きいようですね。 もともと、遠浅の砂浜だったところに、 埋め立てをして、特に対策工事もしていなかったのかもしれません。 さっきのテレビ朝日のレポートでは まだ、泥水の出ている噴砂孔に手をいれてすくって見せる というシーンがありました。地震発生直後とは思いますが 撮影時刻はいつごろだったのでしょう。 |
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)] |
5827. 2000年10月06日 21時49分47秒 投稿:桜島10kmより木下 [http://www-sci.edu.kagoshima-u.ac.jp/volc/Satuma-Io-Jima/] |
5807さのさま、 >寒候期に向かうとき、洋上島といえども無風・弱風時は接地逆転はある程度発達 >し、サーマルではなくよく寝たプルームの裾からの流れ込みが逆転層内に滞留する危険 >接地逆転の最大発達時は未明で、そのときは、上記好天日中と逆に、 >下降気流が弱いながらも支配的なはずです。 のご指摘有り難うございます。桜島の場合、無風・弱風時は噴煙と火山ガスは高温のため 安定成層中に突っ込んで上昇し、下降気流に捕まるような高度に留まることはないようです。 三宅島現地観測体制再建のために(#5800)追記 酸性の火山ガスは、電子機器を非常に早く傷め、絶縁はすぐ悪くなるでしょう。 火口付近では高温も加わり、ますます厳しい条件です。 俊寛伝説の薩摩硫黄島では、硫気の噴出する火口でガスマスクをつけての観測や、 GPS設置がやられています。↑の地表面温度現地調査やリンク先の地調などをご覧下さい。 |
[163.209.82.39][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 95)] |
5826. 2000年10月06日 21時43分36秒 投稿:ちば [http://www.gsi-mc.go.jp/WNEW/LATEST/MIYAKE/SAR/sar0928-4.htm] |
5815座戸さん> 名前を間違えてごめんなさい。最近、目が悪くなったようで 乱視の角度が変ったといわれて、眼鏡を作り直したりしています。 でも、矯正視力で両眼で1.5までしか出ませんでした。 遠くを見えるようにすると、近くが視にくいという、 ジレンマに苦しんでいます(○眼とかいうらしい)。 5825大庭さん> そういえば本業でしたね。GPSの問題は、 もともと、ディファレンシャルでやっていたから、さほど 問題ではなかったということですね。 よくなったのは、飛行機の姿勢の記録のほうでしたか。 飛行姿勢制御は、でっかいジャイロ(フライホイール)を積んで 高速回転させるとかではだめですかね、(UFOみたいに) |
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5825. 2000年10月06日 20時47分30秒 投稿:大庭 |
5812,5797 ちばさん GPSの話であるならば、だいぶん前からディファレンシャルGPSを使っているはず だから、位置については、それなりの精度が出ていると思います。 それより、飛行機の姿勢(ピッチ、ロール、ヨウ)の記録とそれを使った補正の方が 大変みたい。これも技術的にはすでに解決されています。 どっちにしても、飛行姿勢が安定して一直線に飛んでくれた方が処理をやりやすいことは 確かで、衛星に比べて航空機の場合は、補正が大変です。 そう言えば、専用の自動操縦システム作るなんて話もあったけど、どうなったんだろう。 |
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5823. 2000年10月06日 18時37分42秒 投稿:もこた [http://www.bosai.go.jp/ad/Jpn/news/miyake/0009/main.htm] |
↑RADARSATのSARによる三宅島の画像 http://www.bosai.go.jp/ad/Jpn/news/miyake/0009/addinfo.htm ↑9/8と9/30が比べてあります |
[202.241.4.11][Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)] |
5822. 2000年10月06日 18時28分21秒 投稿:村松@東北大 [http://www.metro.tokyo.jp/INET/ETC/SAITAI/HISAI/MIYAK287.HTM] |
↑に、「三宅島島内作業等における火山ガス対策等について」の記事があります。 この掲示板で宣伝した (-_-; せいか、SO2,H2Sにばかり気が向いている感があって、ちと心配です。 「ガス連続モニターの作業基準超過警報発生時(SO2:2ppm,H2S:10ppm)」 硫化水素が10ppmにも達したら、鼻がもげてしまうから、是非その前に、いや、事前にいつも、ガスマスクはつけてください。お願いです。 マスク装備もなれないと息苦しく感じるし、装備に時間がかかるのは避けたいです。 |
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5821. 2000年10月06日 17時29分58秒 投稿:げし |
鳥取県西部の地震の被害を心配しています。地質学会で火曜日まで松江・米子に滞在していたばかりなので・・・。 ちばさん&寺田さん > あのくらいの直径のカルデラ(ほんとうはまだ2km以下ですが)は > すっかり埋め立てられて、あふれ出す例が多いのでしょうか 消滅した八丁平カルデラでは、雄山火砕丘が特に南側のカルデラ壁をすっかり覆い隠してしまっていますから、埋め立てがすすんで溶岩流や火砕物が溢れ出した例といえそうです。伊豆大島のカルデラも、東側のリムはすっかり埋め立てられてしまって、溶岩流が海岸まで到達していますよね(東側に開いた馬蹄形カルデラとの意見もあるが)。キラウエアカルデラでもカルデラ南縁はかなりカルデラ壁が低くなってきてますから、溢流は時間の問題かもしれません。 三宅島の雄山カルデラがこのあとどうなるか分かりませんが、壁の後退や噴出物で急速に埋め立てられると考えるのが自然ではないでしょうか。雄山カルデラの崩壊壁を観察した限り、八丁平カルデラを埋積していたのは主に溶岩流や火砕物で、崖錐や湖成堆積物のようなものはほとんどなかったとおもわれます。従って、八丁平カルデラの埋め立てはカルデラ形成直後の頻繁な山頂噴火によって進行したのだろうとわたくしは考えてます。 このたび形成された雄山カルデラでも同様のことが起こるとすれば、しばらくは山頂で頻繁にマグマ噴火が起こる時期が続くのではないかと思います。 |
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5820. 2000年10月06日 15時17分31秒 投稿:寺田 [http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/topics/MIYAKE/kansi/index.html] |
鳥取の地震被害,大変心配しております. > カルデラ地形に詳しいひとに、教えていただきたいのですが > 寺田さん> > 直径と深さの関係をみると、三宅島のカルデラはまだまだ、 > 異常に深すぎるという印象をうけます。 僭越ながら... 一般に,カルデラ壁の標高は,同じカルデラでも場所によって かなり変わるので,ラフな議論しかできません. そうは言っても,三宅陥没火口の直径と深さの比は大きいと思います. 現在の三宅陥没火口の直径は約 1.5km,壁の高さはよくわかりませんが 400m程度とすれば,その比はだいたい 3:1〜4:1. 一方,直径が 2-3km 程度ののミニカルデラ(日本では倶多楽や池田など) の直径と深さの比は,大きく見積もっても 10:1 程度でしょう. (Galapagos の 1968 年カルデラは,地形図を持ち合わせていないので わかりません) > あのくらいの直径のカルデラ(ほんとうはまだ2km以下ですが)は > すっかり埋め立てられて、あふれ出す例が多いのでしょうか 径2-3km程度の小カルデラは,先に挙げた他にも濁川や沼沢など, 海外では KAGUYAK,KATMAI など多数あります. これらは,いずれも「あふれ出」していません. もっとも,埋め立てられると,後世その存在を認識するのは困難で, 単にカルデラの存在が認識されていないだけかも知れません. カルデラの直径と深さの比が(正常な?)10:1 に近づくためには, 噴出物によって火口底を埋め立るという効果の他に, 壁が(内側に)崩壊することにより,壁の比高を小さくし,直径を広げる 効果も重要と考えています. 以上の話はカルデラ一般の話ですが, 今回の三宅で形成された陥没穴にも当てはまるのか, たいへん興味深いです. |
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5818. 2000年10月06日 12時56分46秒 投稿:Hal.T |
5814/5816Cauli> 例に挙げられた物は、私どもの必要と興味に応じて作ったものを素材提供しているだけです。 商売の話しはしたくないのですが、請け負うのならそんなに安くはできませんね。あくまでも研究者が独自にやるのならというのが以前に掲示した文意です。 鳥に背負わせるテレメータもありますが、あれはかなり大電力の部類です。たとえば携帯電話は400時間ぐらい待ち受けできますし、ボイジャーは深宇宙から15Wで通信してきます。そりゃーもう空恐ろしいほど微弱な電力が地球に届いているだけです。 毎秒1ビットぐらいのテレメトリなら?Wオーダの超低電力で送ることができるだろうとも思えます。書きたかったことはそういう技術を発注しろということではなく、自然科学は常に測定や通信の技術と組になっていることを知っておいてほしいということです。 |
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5817. 2000年10月06日 12時54分59秒 投稿:もこた |
SARのオフナディア角は勘違いしやすいです。 off-nadir のナディアは真下(天頂の反対)なので、衛星(または航空機)の真下 から離れるようにはかった角度と記憶しておくとよいです。 衛星だと地球の丸さのため、オフナディア角=地表の入射角、とはならないので、 これまためんどう。 |
[202.241.4.11][Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)] |
5816. 2000年10月06日 12時28分27秒 投稿:Cauli. |
#5814補足: 「無線部分だけなら消費電力ベースで10W(送信出力ベースで1W)のオーダー」と書いたのはドコモの衛星携帯電話(静止軌道衛星利用)を想定したのですが、今回も使用が検討されているアルゴス(低軌道衛星利用)ならばさらに消費電力は低いです。極端な話、鶴に背負わせて渡りの経路を調査するのに使うくらいですから。 もっとも、イリジウムのように常時カバーするだけ衛星数がないので、送信時間が限られるという難はあります。 |
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5815. 2000年10月06日 12時02分54秒 投稿:座戸 [http://www.restec.or.jp/miyake/0911/0911.html] |
5812 ちばさん “傾斜”の感覚は、(元)地質屋のわたしも同じくです、 SARはかじっただけなんで、未だに図を見て確認しないと自信がもてない。 「入射角」も地表水平面に対しての角度でないので注意が必要ですね。 地表面が水平と仮定した場合、オフナディア角=入射角です。 あと、、、わたし(かなり近いけど)まだ廃業してないっす。 |
[202.211.192.66][Mozilla/4.75 [ja] (WinNT; U)] |
5814. 2000年10月06日 12時01分45秒 投稿:Cauli. |
5808&5810Hal.Tさん> 最近の衛星通信はめちゃくちゃというほどは電気を食わんです。無線部分だけなら消費電力ベースで10W(送信出力ベースで1W)のオーダーかと。 ひとつ15万円って、こんな感じでHal.Tさんとこで請け負うとしたらのネダンですよね。投げ込んで電池寿命の限り(でもタイマーで間欠動作させれば1週間くらいは持たせられそう)でGPSの緯度経度やpHくらいの情報を送らせるくらいならモデムなぞ使わずともモールス符号か何かで一方的に伝送させればいいんだし、原価はGPS受信機込みでもその半分くらいで収まりそうですね。 そういや大阪・日本橋電気街の南端のいかにも家賃が安そうなビルに出ている「大阪電子クラブ」という看板には以前から気付いていたのですが、最近ホームページを発見しました。「電子便利屋」という怪しげな自称の割には結構あちこちと取引があるようで、この方面は需要の割に供給が少ないのだろうと思いました。 |
[211.128.226.227][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)] |
5813. 2000年10月06日 11時48分15秒 投稿:のぐち [http://lsweb1.ess.bosai.go.jp/jisuberi/jisuberi_mini/jisuberi_top.html] |
防災科学技術研究所が「地すべり地形分布図データベースインターネット公開」だそうです。 |
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5812. 2000年10月06日 09時57分52秒 投稿:ちば |
おお、いろいろミスの嵐が・・ 5805大庭さん> きっとご察しのこととは思いますが あれはミスタッチです。どうもG4のキーボードが 小さくてつかいにくくて・・(むろんGPSです) 5802廃戸さん> ありゃま、またまた馬脚! 傾斜の角度というと数字の大きい方が急だと 思ってしまうのは地質屋の悪い癖ですね 図まで見たのに |
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5811. 2000年10月06日 09時48分38秒 投稿:村松@東北大 |
いまさらといわれそうですが、二酸化炭素についてまとめておきました。 荒木ら「環境科学辞典」東京化学同人(1985)から引用 二酸化炭素 炭酸ガス、無水炭酸。CO2、分子量44.01、融点-56.6℃、沸点(昇華点)-78.5℃(1気圧)。対空気比重1.529、0℃における気体密度1.977g/L。無色無臭。わずかに酸味を感じる。常温では気体、低温加圧で液化する。これを一部気化させて蒸発潜熱で雪状化し。それに液化物を少量加え加圧固形化したものがドライアイス(固体炭酸)である。気体は水に溶けやすく、1気圧、0℃で0.3346g/100g、10℃で0.2318g/100g、20℃で0.1688g/100g溶け、エタノールには水より約2倍容溶ける。化学的には活性は低いが、金属の酸化物や水酸化物とはよく反応する。水に溶けて炭酸H2CO3を生じ、1気圧下ではpH3.7の水溶液となる(村松注:現在の大気平均CO2濃度から算出される水のpHは、5.7。つまりこれよりpHが低い雨が酸性雨と呼ばれる)。高温で気体は熱解離して一酸化炭素COと酸素O2を生じ(村松注:概ね1000℃以上のお話なので考慮しなくてよい)、また赤熱炭素に触れてCOに還元される(村松注:C+CO2→2COという反応。COの不均化の逆反応。これも大気中のCO2濃度から鑑み、考慮しなくてもいい量。ただし、炭の不完全燃焼で、2C+O2→2COという反応はよく知られ、COは意外に安定なので、冬場CO中毒による事故が後を立たない)。 二酸化炭素は自然大気中に約0.033%含まれる(村松注:ここ数十年で急速に増えており、地球温暖化ガス=Green House Gasの一つとしてその削減が求められている。なお、Green House Gasは元来は良い意味で使われた)が、化石燃料の大量消費と植生破壊による二酸化炭素循環の平衡破綻(村松注:破綻とまでは言いきれないのではと思う。物理化学的に言えば単なる平衡の移動と考えてもいいのではないか)は、毎年約0.8ppmの割合で大気中二酸化炭素のバックグラウンド濃度を増大しつつある。この増大は地球気圏の温室効果として将来に懸念を生じさせている。 二酸化炭素は工業的に大量に用いられているが、その放出場所が換気不良な場合は、気中二酸化炭素増加に酸素欠乏が伴う。ドライアイス使用冷蔵庫、発酵タンク、酸処理後の炭酸ナトリウム中和過程、炭酸ガス消火器の誤放出などで、高濃度二酸化炭素、低酸素による事故が起こりやすい。 二酸化炭素は生体細胞内でのエネルギー利用の最終産物として排出され、血液を介して灰から呼気中に放出される。呼気中には3〜4%の二酸化炭素が含まれる。吸気中の0.03%の二酸化炭素は血液のpHを約7.4に保つのに寄与している。気中二酸化炭素が欠乏すると、血中二酸化炭素が低下し、pHは上昇してアルカローシスに傾き、呼吸は浅く遅くなり、また脳血管収縮による軽い脳の酸素欠乏を引き起こす。 吸気中二酸化炭素増大は血中二酸化炭素上昇で血液pHを下げ、血管拡張と呼吸中枢刺激による呼吸深大とが起こる。気中二酸化炭素濃度1%で呼吸深度はやや増し、3%で呼吸増大と顔面温感、4%で眼および上部気道刺激感、顔面紅潮、頭痛、めまい、耳鳴、徐脈、血圧上昇、6%で頻呼吸、熱感、皮膚血管拡張、悪心、嘔吐、7〜8%で肺うっ血、呼吸困難、10%以上で意識障害、呼吸停止、死の危険(村松注:酸素が十分にあっても二酸化炭素濃度により中毒が起こるので要注意。一般に酸欠ととられることがあるが、全く違うものである。脚注参照)。 吸気中の二酸化炭素増大は体内二酸化炭素排出が阻害され、血中、細胞中の二酸化炭素蓄積により、特に脳神経中枢細胞内の二酸化炭素蓄積は、その活動を抑制し、麻酔効果を現す(村松注:二酸化炭素を5%含んだ空気を30分間吸い続けるとその場から脱出することが難しくなると聞いた<高圧ガス講習会の伝聞>。1997/7/12の青森・八甲田山の田代平での自衛隊員の中毒事故、1986/8/23のカメルーン共和国ニオス村での事故が痛ましい。前者は火山ガス、後者は湖水中から炭酸ガスの大量気化が原因と見られる)。 気中二酸化炭素の化学分析法には水酸化バリウムと二酸化炭素の中和反応を利用したバリット法がある。簡便法としては検知管法、迅速法として干渉計法がある。連続測定には非分散型赤外ガス分析計が用いられる。建築物における衛生的環境の確保に関する法律では、多数の者が使用し、また利用する建築物(特定建築物)で、中央管理方式の空気調和設備を設けている場合、空気環境の調整を二酸化炭素濃度0.1%を管理基準として行うことを想定している。この基準は、空気環境を環境衛生上良好な状態を確保する上での指標として二酸化炭素を用いている。また、労働安全衛生法に基づく事務所衛生基準規則(第7条)により作業環境測定等の実施などの規則がなされているほか、労働安全衛生規則(第583条)において坑内の炭酸ガス濃度の基準が規定されている。 日本産業衛生学会(1983)、ACGIH(1983)による許容濃度はいずれも5000ppm(9000mg/m3)とされている。 <村松による脚注> 酸素欠乏症 酸素は地球大気中(乾燥時)20.95%含まれる。 酸素欠乏による症状は下記の通り(Henderson,Haggardによる) (酸素濃度、症状の順) 16〜12% 脈拍、呼吸数の増加、精神集中に努力がいる。細かい筋肉作業が困難、頭痛、悪心、耳鳴 14〜9% 判断力低下、発揚状態、不安定な精神状態、刺傷などに無感覚、酩酊状態、記憶障害、体温上昇、全身脱力、チアノーゼ 10〜6% 意識不明、中枢神経障害、痙攣、チェインストークス型呼吸、チアノーゼ 10〜6%の持続またはそれ以下 睡眠→呼吸緩徐→呼吸停止→6〜8分後心臓停止 つまり、大気組成のままでCO2が単に増加した場合は、先にCO2中毒が起こります。CO2が10%に至っても、O2濃度は18.86%ありますから。 |
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5810. 2000年10月06日 04時32分37秒 投稿:Hal.T |
気象庁がそういう(たぶん)汎用品を発注すると思うのですが、どうも何かいつも手遅れ。そしてたぶんかなり高価になりそう。しかし、気象庁としては当然の道でしょう。 昭和新山の記録で有名な方がいましたよね。ああいう手近かな物でなんとかやりくりしてしまうというおもむき。さだぞうカメラ、御蔵カメラの例もあるから一般論としては言えないとは思いますけれど。どうも最近の日本では立派な計測器を前提にしがちなのではないか。科学者が自分で測定システムを構築する力が落ちているんではと思われるんです。 米国が送った火星ロボットも非常にアマチュアっぽいものでした。動けば良かろう!、そういうセンスでやればいいんですけど、少し前のテレメトリ通信の話しでも頼れるのはめちゃくちゃ電気を食う衛星通信だけだったり、「技術日本」なんてお笑い種のような気もします。 「アマチュア的に作ればひとつ15万円」の意味はね、科学者が自弁できる範囲だよといった意味で書いたんです。 この掲示板のタイトル部に、以前は「SFの話しも」とありました。そういう志向は非常に価値があり重要だと思うんです。防災を科学にするためには技術の裏づけが必須ですし、それらが個人の中に同居していれば発展性も大きいでしょうね。 |
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5809. 2000年10月06日 01時23分12秒 投稿:Cauli. |
5808Hal.Tさん> さすがにその程度は気象庁も考えたようで、「上空から観測装置を投下して観測網の強化を図る新システム」を今国会に提出する補正予算に盛り込むとのこと(時事・毎日)。 ただし導入は来春以降といいますから、できることならそれまでに雄山が落ち着いて今回は使う必要がなかった、となるのが一番めでたいのですが。 |
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5808. 2000年10月05日 23時49分38秒 投稿:Hal.T |
火口の深さ形状とか遠隔測定ですが、たとえば 携帯型のGPSにちっちゃな無線機をくっつけて、ヘリコプタから矢につけて投げ落とすなんてのでわかるんじゃないのかな。10地点ぐらいならヘリコプタで受信できるでしょうから10m精度ぐらいで判明します。 月に打ち込むペネトレータみたいなものですね。秒速何kmという速度ではないので、アマチュア的に作ればひとつ15万円ぐらいかな。PHセンサみたいなものをくっつけて例の池に投げ込むなんてこともできるだろうし。ほんとうはやってみたいんだけど、すでに手持ちの案件で年内は目いっぱい・・・SFの話しじゃございません。 |
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5807. 2000年10月05日 23時10分21秒 投稿:さの [http://www-sci.edu.kagoshima-u.ac.jp/st-sci/physics/soturon/koyamada/] |
>5800 桜島10kmより木下 さま ↑で山岳波のことはよく分かりました。 > 無風・弱風が危険という5550石原さんの経験談には賛成できません。かってそのような > 研究報告もありましたが、私たちは1994年秋の気象学会で明確に反論しました。 > 灰表面からの分離や雨に溶けたガスの分離が、山腹では重要かもしれませんが、 > 谷筋に沿って山麓まで下るかは問題です。 > 日中の対流混合の可能性もありますが、好天では斜面に沿った上昇気流がむしろ支配的 > だと思います。 これから寒候期に向かうとき、洋上島といえども無風・弱風時は接地逆転はある程度発達 しますよね。そのとき、サーマルではなくよく寝たプルームの裾からの流れ込みが逆転層 内に滞留する危険というのは心配しなくてよいのでしょうか?接地逆転の最大発達時は 未明で、そのときは、上記好天日中と逆に、下降気流が弱いながらも支配的なはずです。 三宅島のソースファクタが桜島の数倍以上という状態がしばらく続くならば心配すべき 条件だと思うのですが。もちろんSO2が重いから下に貯まるということではなく、乱流拡散 が支配的と考えた上での話です。 |
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5806. 2000年10月05日 22時52分17秒 投稿:古井戸 |
5734Cauliさんありがとうございました。5732の古井戸です。 すぐにレスをいただいたのに、御礼が遅くなり申し訳ありません。 省庁との会話のコツ、ゼヒ使ってみます。 どうも、手っ取り早く、答をもらえばいいかな〜なんて考えていたもので・・・ |
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5805. 2000年10月05日 22時38分32秒 投稿:大庭 |
5794 ちばさん 大庭です。教えてください。 >その意味でGISのノイズが消えたことは >とても有利になったのではないでしょうか ここで言われている、GISと言うのは日本語で言うところに地図情報システムの 事でしょうか。GISのノイズと言うのが何を示すのか良くわからないのですが、もう ちょっと詳しく説明してもらえないでしょうかm(__)m |
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5803. 2000年10月05日 22時25分16秒 投稿:竜 |
5774 磯崎さん ご指摘ありがとうございます。私も教科書をあたってみました。 ?P=-?g?h (?P:気圧偏差、?:海水密度(1.02g/cm^3)、g:重力加速度、?h:潮位偏差) でした(「測地学の概観」p.129、1974 日本測地学会編)。要は静力学的な影響 ということになります。もう少し考えれば良かったのですが、すっかり失念して おりました。 |
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5802. 2000年10月05日 22時19分06秒 投稿:座戸 [http://www.restec.or.jp/miyake/0911/0911.html] |
5797 ちば さん > オフナディア角は55度とありますから > 結構きつめ?、これならカルデラの底が覗けるわけですね オフナディア角55度といったら水平に対して仰角(ないし)俯角が35度なんで “寝ている”ほうだとおもいます。 > 衛星SARのオフナディア角をもっと大きくすればいいように思うけど > 全反射する割合が増えて、真っ白になってしまうのかなあ ビーム角を観測毎に調整できるRADARSATだったら、 もっと大きな俯角で(オフナディア角の数値は小さくなる)で観測できますよ。 http://www.restec.or.jp/miyake/0911/0911.html この画像は(見た目では)島がなんだかよくわからないのは、 分解能と観測範囲の広さのためでしょう。 |
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5801. 2000年10月05日 21時55分34秒 投稿:ちば [http://wwwsoc.nacsis.ac.jp/qr/teph1006.html] |
今日届いた、第四紀研究の最新号に 有珠の1663年噴火で生じたインパクトクレーターの 論文が掲載されていました。 (私も見に行った記憶があるのですが、たぶん10年以上前です) 入江貝塚は、火口とされている小有珠から 直線で5kmも離れていますが、クレーターの直径は最大で10mを越すそうです。 ↑そういえば、明日、乃木坂の日本学術会議大講堂で、シンポジウムがあるんですよね。 明日のテフラ(火山灰)研究を考える−火山からのメッセージを解読する− |
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5800. 2000年10月05日 21時07分00秒 投稿:桜島10kmより木下 [http://www-sci.edu.kagoshima-u.ac.jp/st-sci/physics/soturon/koyamada/] |
三宅島現地観測体制再建のために 5789ちばさん紹介の毎日新聞の記事や10.4夜10時のNHKなどでは、 > 停電で、次々と観測装置がダウンして ということですが、 噴煙が高く上がっている状態では、多量のSO2を含む高温型火山ガスは島の周辺には あまり来てないと推測されます。 また、強風では9月20日の阿古(5421Mさん 他)のように風下は危険ですが、 それを避けて接岸できれば、火山ガス濃度は低いはずです。 以上、極めて当然のことと思いますが、今回の三宅島火山ガスは別として、 大気環境観測定点では日本で最も厳しい状態が続いている桜島有村などのSO2データ 解析↑で裏付けられています。 無風・弱風が危険という5550石原さんの経験談には賛成できません。かってそのような 研究報告もありましたが、私たちは1994年秋の気象学会で明確に反論しました。 灰表面からの分離や雨に溶けたガスの分離が、山腹では重要かもしれませんが、 谷筋に沿って山麓まで下るかは問題です。 日中の対流混合の可能性もありますが、好天では斜面に沿った上昇気流がむしろ支配的だと思います。 冷たい地下水に溶けた大量のH2S、CO2などが気化して窪地などに滞留するという低温型火山ガスの危険は、活発な三宅島にはあてはまらないと思いますが、お気をつけ下さい。 爆発による噴石や火砕流に警戒しながら、数カ所の港湾部で火山ガス連続無人観測を開始し、安全を確かめながらその他の観測体制を再建することを願います。 |
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..end