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ある火山学者のひとりごと 5700-5799


5797. 2000年10月05日 19時39分23秒 投稿:ちば 
 [http://www.gsi-mc.go.jp/WNEW/LATEST/MIYAKE/SAR/sar0928-4.htm]
なんどみても、この航空機SARの映像はすばらしいですね
結局、データ取得時の機体の位置と姿勢の精度が
地形の精度をほとんど左右しているのかなあ
その意味でGISのノイズが消えたことは
とても有利になったのではないでしょうか
(雲仙のときはちょっと危なげだった)

オフナディア角は55度とありますから
結構きつめ?、これならカルデラの底が覗けるわけですね
あの画像が海面を基準としたタンジェント補正だけであるとすれば
火口底に見える湖の水面の高さぐらいは
photoshop程度のツールでも、求められるのではないでしょうか
>ふじたさん(やりたくなったでしょう)

衛星SARのオフナディア角をもっと大きくすればいいように思うけど
全反射する割合が増えて、真っ白になってしまうのかなあ
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

5796. 2000年10月05日 17時57分23秒 投稿:ちば 
 [http://www.gsi-mc.go.jp/WNEW/LATEST/MIYAKE/SAR/sar0928-4.htm]
藤井N先生>ありがとうございます。肝要な点はまさにそこというかんじです。
↑のページにあるすばらしい4つの映像を解析すればなんとか
噴煙を透過して、下にある火口の地形を明らかにできるかもしれない。
それができれば、圧倒的かつ決定的ですね。
火口から4kmはなれて約4000mということは、ちょうど45度くらい、
それでこれだけ見えるということはすばらしいですね。
こんな4方向からのデータ取得は、航空機SARにしかできない。

まあ、衛星SARの場合でも左右に振れれば、
北行と南行と合わせて4方向できるかもしれないけれど
直角でないし、距離がありすぎて穴の底はよく見えないでしょう。
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

5795. 2000年10月05日 17時52分16秒 投稿:Cauli. 
大学三宅総合観測班からのお知らせが充実してきています。

地調公式ページからリンクされている「りゅうきゅう」艦載ヘリからの三宅島の二酸化硫黄放出量測定の一番下にあったグラフ(リンク先画像)が削除されている理由を東宮さんのページで見つけました。ここの読者から「うちからは見えないけれどそちらからはどうか?」と訊くメールがあたしのところにも来たのですが、理由はともかく削除したことくらいは公式ページに明記してもバチはあたらないと思うのですが。
[211.128.226.182][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

5794. 2000年10月05日 17時39分54秒 投稿:ちば 
 [http://esa.c.u-tokyo.ac.jp/volcano/Miyake/miyake.shtml]
9月21日に東大の大島さんの撮影された
カルデラ底の写真↑。びっくりするほど鮮明です。

網状に流れる泥流の水路と、
湖(カルデラ湖?水たまり?)、
湖の中に島状に点在する崩壊堆積物などです。
もっと、上空から見た不鮮明な写真では、堆積物表面しわが
まるで溶岩流みたいだと感じていたのですが
溶岩流とは全く違うことがよくわかります。
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

5793. 2000年10月05日 17時34分43秒 投稿:藤井N 
藤井Nです.

>5785.:ちば さん.
>火口の計測の方法が問題です

>電波を使ったSARは、雲や水蒸気を透過する。
>噴煙も透過する。ただし、斜めからの測定なので
>ただちにDEMには変換できない

>2方向以上のSARデータから作成できそうだが
>そういう技術はまだないような気がする。
>パターンマッチングは使えないしむずかしいだろう
確かに火口の計測の方法が問題ですが,何とか頑張って欲しいと関係する
研究者の方(!)に期待しているところです.

そして,SARによる計測からなんとかDEM(というより相対地形図?)を
作ることが最も肝要なことかと思っています.(もちろん,晴れた日の
斜めの写真とも併用することで,かなりできると思います)
とにかく直ちにはできないにしても,地理院やNASDAが有珠山で
試みたようにSARのイメージマッチングで,m程度の精度でなら
推定可能になってきたと思ってます.

すでに衛星SARの有珠山データについて,この技術が適用されています.
(ただ,航空機SARについてはまだ実用的になっているとは言えませんが・・)

9月7−8日に開かれたInSAR研究会で,地理院やNASDAによりかなり詳しい解析が報告されました.
(http://www.eorc.nasda.go.jp/index_j.html)

13衛星搭載合成開口レーダーによる有珠山地形の時間変化について
  島田政信、小林茂樹(EORC)、南沢舞、磯口治(RESTEC) [15分]
I4 SAR振幅画像のマッチングによる有珠山周辺の三次元地殻変動マッピング,変動速度と体積変化の推定
  飛田幹男,村上亮,中川弘之,矢来博司,藤原智(国土地理院) [15分]

と言うわけで,小生としては航空機SARの複数の方向からのデータ↓
http://www.gsi-mc.go.jp/WNEW/LATEST/MIYAKE/SAR/sar0928.htm
の解析に期待しているところです.
[133.6.127.173][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

5792. 2000年10月05日 17時11分33秒 投稿:Hal.T 
5784もこたさん>
Hal.T>元データを購入し元と違う形に再構成したものは、(たぶん編集著作権として)販売することができます。

正確には
元データを購入し元と違う形に再構成したものは、[国土地理院の承認を得た後に](たぶん編集著作権として)販売することができます。

でしたね。当方も数値地図データを扱うことが多いのですがこの「承認」が抜けてました。

私も技術系のソフトウェアをデータ込みで提供しています。こういう処理+データを組として提供する著作元としては、ユーザーがその思考に応じて操作した結果物はユーザーに属すると考えるしかありません。そこでちばさんが潮位データの出力方法を指示して興味ある図画としたのなら、元データの利用ではあっても独立したものと考えるのです。
[210.254.79.5][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

5791. 2000年10月05日 16時17分17秒 投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/seminar/hawaii.html]
ちばさん>
>都道より内側で、立ち入り禁止ですから
水質検査はまだ無理なのでしょう

ガスが来てない日に,歩いていけばよいと思います.大路池.
そんな硬直的態度,とるべきではない.

こんなことにヘリを使うのは,税金の無駄づかい.
[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

5790. 2000年10月05日 16時14分36秒 投稿:ちば 
 [http://news.yahoo.co.jp/headlines/mai/001002/dom/21000000_maidomm062.html]
中腹の雄山環状林道脇の土取り場跡地では
表面に点々と、「小石」が散在しています。
8月22日に採取したときは、指では簡単につぶれなかったので
小石と思っていました(不覚にも)
割ってみたら細粒の表皮付の豆石でした。直径は1cm近くもあります。
8月18日にみゃるさんの家の屋根に降った豆石とおなじかもしれません。

きのう、大学でこの豆石を水につける実験をしてみました。
あっというまに溶けて、バラバラになってしまいました。
ものの10秒というところだとおもいます。
このことからみて、水溶性の結晶によって堅くなっていたものと思うのですが、
上空でどのようなメカニズムで、固い球形になったのか大変興味深いです。
しかし、薄片を作っていく途中で溶けてしまうわけですから
調べるのもむずかしい。油でやればいいのかなあ。
参考:嶋野さんのカタのページ
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

5789. 2000年10月05日 15時55分48秒 投稿:ちば 
 [http://news.yahoo.co.jp/headlines/mai/001002/dom/21000000_maidomm062.html]
あす、火山噴火予知連の伊豆部会が開かれます。
↑の毎日新聞の記事が、現状をよく伝えている。
地調の東宮さんのページにありました。

停電で、次々と観測装置がダウンして、
太陽電池対応に取り換えるにしても
設置も難しい状況のようです。

○9月29日のヘリコプターからの写真(金子さん@地震研)
コスペックのデータ(地質調査所)
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

5788. 2000年10月05日 15時27分22秒 投稿:ちば 
そういえば、きのうヘリで三宅島にいった
おおのさん@日大の話では、大路池の水の色も
ついに茶色っぽく変色してきたとのこと。
あそこは、三宅島の水がめですから、大変心配です。
都道より内側で、立ち入り禁止ですから
水質検査はまだ無理なのでしょうが、気になります。
ヘリコプターからレーザーか何かを照射して、
水質分析をする技術はないのでしょうか。
なければ、ヘリでホバリングして、採水器を降ろすかですね。
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

5786. 2000年10月05日 14時58分28秒 投稿:ちば 
カルデラ地形に詳しいひとに、教えていただきたいのですが
寺田さん>
直径と深さの関係をみると、三宅島のカルデラはまだまだ、
異常に深すぎるという印象をうけます。
あのくらいの直径のカルデラ(ほんとうはまだ2km以下ですが)は
すっかり埋め立てられて、あふれ出す例が多いのでしょうか
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

5785. 2000年10月05日 14時52分27秒 投稿:ちば 
火口の計測の方法が問題です
噴火で垂直空中写真は撮影できない
斜め写真も角度が限られるし、噴煙でむずかしい
レーザー測量も噴煙があると透過しないだろう
電波を使ったSARは、雲や水蒸気を透過する。
噴煙も透過する。ただし、斜めからの測定なので
ただちにDEMには変換できない
2時期のSARデータを干渉させると
干渉縞が見えて、変動量がわかるという技術もあるが
あまりにも地形変化が大きいのでうまく干渉しないだろう。
2方向以上のSARデータから作成できそうだが
そういう技術はまだないような気がする。
パターンマッチングは使えないしむずかしいだろう
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

5784. 2000年10月05日 14時44分53秒 投稿:もこた 
 [http://www.gsi-mc.go.jp/LAW/2930/index.html]
5780 Hal.T さん、

国土地理院のデータは著作権法だけではなくて測量法の適用を受ける
ので、特殊な例になってしまいます。

ですので、国土地理院の地図は「元データを購入し元と違う形に再構
成し」ても販売できるとは限らないんです。

まあ、話の本筋ではありませんが。
[202.241.4.11][Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)]

5783. 2000年10月05日 14時39分06秒 投稿:ちば 
三宅島のカルデラの底が
だんだん浅くなってきているらしいです。
はっきり計測をしたわけではありませんが
内部に生じた火口から泥流やらが流れ出して
埋め立てているようです。
水たまり(湖?)もだいぶ大きくなって
水位も上昇しているようです。
このままのペースで上昇が続くと
ついにあふれ出したりするかもしれません。
伊豆大島1986年噴火の時には
中央火口を溶岩が埋め立てて
内輪山を越えてカルデラ床に
あふれ出しました。
水が地下水起源ならば
そんなに高くはならないのではないかと
いうきもしますが
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

5782. 2000年10月05日 14時28分57秒 投稿:ちば 
 [http://dpo.ori.u-tokyo.ac.jp/research/Tide/time0.html]
ありゃま、馬脚ってことでしたね
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

5781. 2000年10月05日 13時56分24秒 投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/seminar/hawaii.html]
5779ちばさん,

せっかくアシストしたのにぃ,ちばさん,ひとことおおい.

>印刷物の世界では、論文のなかで、公表済みの論文の図を引用するのに
>いちいち著者に了解とったりしません。そういう規範が確立しているわけです。

図・写真は別.だって,アジア航測撮影の空中写真を勝手にばんばん印刷して使われたら,いやでしょ.

図・写真は転載になります.引用ではありません.
[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

5780. 2000年10月05日 13時10分22秒 投稿:Hal.T 
著作権:
国土地理院の地図データには著作権があり、元データを転売することはできません。しかし元データを購入し元と違う形に再構成したものは、(たぶん編集著作権として)販売することができます。

ソフトウェアを操作し完全な数値データを元に生成した図画の著作権は誰にあるか?、元データを生で公開するのではなく操作者の意思が図画生成に直接反映しているので操作した者にあります。

今回の潮位図画については、公開されたCGIをちばさんが操作して元データから生成した物です。そのため、元サイトのクレジット表示は信頼性の保証としての意味はありますが、元データの著作権がそこにあることを意味するだけです。図画の著作権の一部は操作者にあり、公開されたWEBであることからすると生成図画の利用は操作者に任せられています。

大量の知識と情報が詰め込まれている技術系のソフトウェアでは元情報の著作権と操作者の著作権をこのように切り分けると(私は)考えています。
ちなみに、著作権については緊急時だからとか、そのような言い訳は通じません。
[210.250.0.198][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

5779. 2000年10月05日 12時24分33秒 投稿:ちば 
 [http://dpo.ori.u-tokyo.ac.jp/research/Tide/time0.html]
当方も、まあ、あんまりほめられたことではないという
感じはまだしているのですが、・・
はやかわさんの支持はありがたいです。
いずれにせよ、ほかのページの内容を明示的に引用して示すことは何らかの形で
できるようにしていかないと、特徴というか機能を引き出せないと考えています。
印刷物の世界では、論文のなかで、公表済みの論文の図を引用するのに
いちいち著者に了解とったりしません。そういう規範が確立しているわけです。
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

5778. 2000年10月05日 10時56分55秒 投稿:早川 
 [http://dpo.ori.u-tokyo.ac.jp/research/Tide/time0.html]
5771さのさん,
5777ちばさん,

ちばさんが貼った図は,↑をつかって,ちばさんが独自の考えと目的に基づいて作成した図です.そして,ちばさんは引用をきちんとしました.

ですから,ちばさんの5756,5761は著作権法に違反しているとは直ちに言えません.
5756,5761の図を,↑サイトがすでに表示しているなら転載に当たりますが,そうではありません.

また↑サイトは,営利団体ではなく,学術団体です.
この掲示板も営利行為ではありません.

したがって,ちばさんの5756,5761は正当な引用として,著作権法で保護された行為だと私は考えます.

[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

5777. 2000年10月05日 10時44分23秒 投稿:ちば 
 [http://dpo.ori.u-tokyo.ac.jp/research/Tide/time0.html]
5771さのさま>お叱りを受けましたが、
確かに仁義は切っていません。
現在のネチケットをちょこっと踏み越えてしまうことを
あえて時々行ってきました。
学術文献における引用の仕方に準じて、きちんと出所を書いたうえであれば
このような掲載の仕方が許容されるようなネット(この場合Internet)にしたいと
考えているからです。規範はまだ、変えうると。
そういうことをするときは、画像はコピーせずに直リンクにするのですが、
cgiだったのもので、やむを得ず、キャプチャーにしました。
議論の対象が明確になってよいと思っているわけです。
(むろん、おそるおそるです)
有珠の時のサイロダイヤグラムとか
7月8日の朝のニュース映像のキャプチャーとか
前歴はずいぶんあるのです
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

5776. 2000年10月05日 10時16分24秒 投稿:M3 
5774>>>三宅島の潮位が話題となっていますが、海況予報の世界では黒潮が伊豆列島のどこを通っているかについて潮位情報を重視してきました。
潮位が上がれば、黒潮がそこに近づいていると考えるわけです。
その際、気圧補正を行いますが、教科書では気圧が1hpa減少すると、1cm水面が上がるとなってます。
<<<5774
 普通の天候であれば、気圧の影響はプラマイ10cm程度ということですね。
 海洋速報の海流図を画面上にならべて眺めていたのですが、8月半ば以降は黒潮の
影響は少ないように思います(注:非専門家の解釈)。

「海洋速報(毎月第1、第3金曜日に海流概況を掲載)」の "黒潮流軸の位置" から三宅島のデータを拾い出し、再編掲示します。(「ご利用上の注意」に、
 「海洋速報の「一部及び全部」の無断転載を禁止します」とありますが、この使い方は正当だと考えています。問題あるでしょうか?)

号, 発行日, 期間, 地名, 流軸までの方向, 流軸中心部までの距離(M)
13, 7/7 , 6/14-7/5 ,三宅島 ,E , 45
14, 7/21 , 7/5-7/21 ,三宅島 ,E , 95
15, 8/4 , 7/18-8/4 ,三宅島 ,E , 100
16, 8/18 , 8/2-8/18 ,三宅島 ,E , 85
17, 9/1 , 8/16-8/30 ,三宅島 ,E , 35
18, 9/14 , 8/30-9/12 ,三宅島 ,SE , 30

次のようなことが言えるのでしょうか?:
 6月から7月末にかけて黒潮が遠ざかり、潮位が減少するだろう
 8月半ばにかけては、上がり気味だろう
 8月半ばから9月半ばは黒潮により潮位は高めで変動は少ないだろう
 次回速報は 10/6日発行(明日)なので、9月中の潮位の急減の解釈はそれを待つべき


(いきぬき)
10月4日の朝日朝刊に、5761 ちばさん掲示の三宅島潮位のグラフが掲載されていた
ように見えたが、よくみると某ダイエー関連会社の株価グラフであった。

[202.219.203.21][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows NT 5.0)]

5775. 2000年10月05日 03時51分35秒 投稿:いけだ 
どうも昨日あたりからまた右脇腹が痛みます。

わたしは97年に肝癌であと3ヶ月の命を宣告されたのですが、まだ生かさせてもらっています。9月下旬からどうも匂う日には脇腹が痛みます。肝臓は沈黙の臓器。痛さは感じないはずですが、腫れて、方々を圧迫するみたいです。

ここ数日、診断の機会を捕らえては医者や民間治療の先生方に三宅島の話を振ってみるのですが、案の定反応は鈍い。ただ、話をする中で、アプローチの問題かなぁ…という感触を得ています。どうしても私は火山を出発点として考えてしまう。治療者は身体や臓器を出発点として、考えているわけで、その間の距離は思いの外大きいのかもしれません。火山ガスの議論を読み、火山ガスの像がはっきりしてくると、からだへの影響、対策法、などがぼやけてくる。身体に焦点を合わせると今度は、火山ガスの情報がかなりぼやけて見えてくる。このところ感じていた奇妙な違和感は対象のオーダーとかレンジの問題だったのかな、と、個人的に考え始めています。

火山ガスの不安は付きまとい続けるだろうけれど、それとは別にからだの側から捕らえなおしてみようと思っています。

この夏は、三宅島の西側に低気圧がある夜は活性炭入りの枕かヨモギの葉を詰め込んだ枕を使い、枕元に濡れタオルを置くようにしていました。私には(なにが身体に合うかは個人差が激しいので強調しますが)かなりの効果を上げてくれたように思います。
とは言え、気圧配置は自分の予感を補足するというところが実際の役割で、身体が弱っているところは敏感に環境に反応するらしく、なんとなくあしたはやばいぞという感覚があるのですが。

Tシャツを着て、その上にタオルをかけ、肝臓、腎臓、胸腺を中心として70℃くらいのアイロンをからだにかけてやる。これも朝方苦しいときなど、かなり楽にしてくれました。この方法は喘息の方にも効果があるので、お薦めします。
[210.166.226.36][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

5774. 2000年10月05日 00時05分21秒 投稿:磯崎@伊豆白浜 
5747 竜さんへ
>#気圧補正でどの程度値が変わるのかな?

水試で働いている磯崎です。
三宅島の潮位が話題となっていますが、海況予報の世界では黒潮が伊豆列島のどこを通っているかについて潮位情報を重視してきました。
潮位が上がれば、黒潮がそこに近づいていると考えるわけです。
その際、気圧補正を行いますが、教科書では気圧が1hpa減少すると、1cm水面が上がるとなってます。



 
[210.132.36.194][Mozilla/2.0 (compatible; MSIE 3.01; Windows 95)]

5773. 2000年10月04日 23時55分29秒 投稿:らら。 
今見つけた情報。今月下旬に地核構造もわかる海底地震計が三宅島、神津島に設置されるとのこと。これで今後のことももっとわかりやすくなるのかな?
[211.9.1.6][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows 98)]

5772. 2000年10月04日 23時28分12秒 投稿:らら。 
5764.ららは、ちょっと的違いでした。過去ログ観てなかったもので。改めて今カロログみました。5766.cauliさまありがとうございます。この間履歴でちゃんとみてたのになんか昨日から頭痛がひどく見方を、忘れてました。
読んでても頭が良く働かないので・・明日もう一度勉強させていただきます。なんか熱もあるみたい・・。
5766・cauliさま。5771.さのさま。まったくそのとうりだと思います。
いろいろ難しいです。喘息と火山の関係を、証明する。。ということは。

cauliさまも喘息があるのですか?つらいですよね。ある程度症状がコントロールできるようになれば生活にも支障がないみたいですけど。
花粉症は、昔珍しい病気でした。でも今は、国民病みたいになっています。喘息も年々増加傾向にあります。あと何年後には、花粉症みたいに国民病みたいになったりして・・。
今日の大気汚染情報。も夢ではない。。?
ちよっと火山と離れました。頭痛いのでもう寝ます。またよろしくお願いします。

p・s 
5711さのさまの東京都環境局のかたへ、私からもお願いです。もちろん計測や、その他の作業大事かと思いますが100%といってもオーバー過ぎないくらいの安全確保の中での作業を、望みます。皆のために誰かが犠牲になってもいけません。もちろんガスもですが作業中に噴火や火砕流の心配とかは、もうないのですか?

国の危機管理は、後からいろいろな事実が出てくるから少し心配。
[211.9.1.6][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows 98)]

5771. 2000年10月04日 21時58分15秒 投稿:さの 
■>5756 ちばさま

> 衝動を抑えがたく、作ってしまった画像を紹介します。

その衝動はよく分かるつもりですが、私はその衝動を9/7(4851、4852 さの ご参照)
から3週間我慢しました(5712 さの ご参照)。

管理人さまは衝動に走らないで下さい。
ダウンロード図を掲載するからには、東大海洋研さまには仁義を切られたんでしょうね!?

投稿が減っても豊かな緊張感があれば、この掲示板の価値はさらに高まると私は思います。
恐らく世界火山学史上に残る「みゃるさん火砕流下実況iNET中継」を掲載した当掲示板の
管理人さんの重みを誇りにして戴きたいと思います。

■>らら+ちば さま

環境庁の本格的疫学的プロジェクト結果をご参照下さい。

平成8年度大気汚染に係る環境保健サーベイランス調査報告
平成9年度大気汚染に係る環境保健サーベイランス調査報告

これは3歳児対象で長期的影響を対象としています。また時間の視野は年単位の分析です。

考慮要因が多数ある中で、短期的にX月X日のXの影響を云々するのに、残念ながら疫学的
手法はあまり有効(誤解を恐れずにいれば経済的)とは思えません。たとえ、試みても膨大
な要因別対照群の設定を考えただけで結果が得られるまでの時間に思い至ると卒倒してしま
います。

短期的影響評価は、発症機序に立脚した臨床学的アプローチが王道だと思います。
医学関係者のコメントを切に望みます。極少数の弱者が多数に踏みつぶされないように。

■竜さま、かとうさま

GPSが旧来の測地に対抗できるようになったのはここ数年。
今年8月9月の評価はGPSと潮汐の対照が有効でしょうが、ここ10年となると
歴史的手法を大事にしないと。
大昔(いつのこっちゃ)の測地の基礎はまず潮汐から!でしたよね?
「海が動いているのか陸が動いているのか」それが問題だ(シェークスピア か(/_;)/)
上下内外硬軟GEO関係全体の連携を有為に運んで戴きたいと切に希望します。

■たぶんご覧になっている東京都環境局の方

1.御蔵島 2.神津島 3.八丈島 4.新島・大島 に大気汚染常時監視局に準じる
機能をもつSO2濃度臨時監視局を設置して、測定値をオンラインで(が高望みならば
なるべく早く分かりやすく)公開してください。まだ十分に間に合います。
お願いです。

ただし、まず測定従事者人命を最優先にしてください。

これからNHKニュースを見ます。
[210.165.70.152][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)]

5769. 2000年10月04日 19時05分00秒 投稿:松島 
5742 木下さん
> 私の指摘の意図は、高層データや850hPa高層天気図がなくても、インターネット環境になくても、
> 毎日のTVや新聞で身近に得られる地上天気図で、重要な海抜1000-1500mの風を理解し予測できるということにあります。
> 気象のプロでない喘息などアレルギーに過敏な方々が安心できる日や気をつける日を自分で判断できるのにお役に立てばというためです。

私もそのように思います。「防災気象情報サービス」を見ると,
有珠山の地上・上層風の予報が気象協会北海道支部によって連日提供されています。
これは、気象庁発表の予報の数値情報をそのまま載せたものと思われますが、せめて、このようなことだけでも
できないものかと思いました。ただ、難しいと思うのは被害を受けると想定される地域が近隣の島々ばかりでなく、関東地方一円など
かなり広い地域に渡ることで、山頂付近の風だけで単純に判断するわけには行かない場合もありうることです。
[130.34.125.208][Mozilla/4.75 [ja] (Windows NT 5.0; U)]

5767. 2000年10月04日 18時07分02秒 投稿:早川 
NHKの御蔵島カメラが稼働し始めた.
きょうは,天気がよいからよくみえる.
インターネットでも見せてほしいが,放送法のかねあいでむずかしいんかなあ?
[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

5766. 2000年10月04日 18時00分02秒 投稿:Cauli. 
5758らら。さん>
ぜんそく患者としての自分の経験(つまり医学的な立場ではない)から9月4日や7日の東京の天気と気温を見ると、火山ガスに関係なくいかにも発作が出やすそうな気がします(わたしの場合、最近は風邪でも引かない限り発作は出ないので、今年になってからまったく発作はないのですが)。

現代の生活環境は、冷房等の状況により気温がそのまま反映するとは限らないのであくまでも目安に過ぎませんが、秋口でも9月4日や7日のように朝の気温が前日午後より大幅に下がって22〜23℃を以下くらいになるが、雨までは降らないという状況は発作を起こしやすいです。9月5日のようにさらに気温が下がっても天気が雨だとか、9月8日のように前日との気温差がないときはあまり発作は起きません。

台風前に症状が悪化しても、台風が過ぎ去った後は南からの空気で気温が上がり、症状が緩和されることが多いですね。


5764らら。さん>
過去ログは上の[三宅島噴火をめぐる議論の履歴へ]から参照してください。また、そこにあるある火山学者のひとりごと(ガス)indexの先には、わたしが作成したガス関係抜粋と「抜粋の抜粋」があります。
[211.128.227.246][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

5765. 2000年10月04日 17時34分13秒 投稿:たかやま 
気象庁の阿古と坪田の間のGPSによる距離の測定結果は気象庁のホームページの10月3日の火山観測情報に載っています。
[160.202.2.10][Mozilla/4.75 [ja] (Win95; U)]

5764. 2000年10月04日 17時02分47秒 投稿:らら。 
5755.山川さん 原発のシュミレーションですか?4902.の山崎さんの過去ログを、観ようと思ってるのですが観れません。地震が起きたときのこと?ですよね。私も以前より地震のこと気にしてみてます。火山とは関係ないかな。。・とおもい発言は控えましたが・伊豆の群発地震と東海関東地震は関係ないという見解が出てますので、・・でもきになりますよね、奄美のほうも地震が多いいし磐梯山、有珠山、浅間山など日本全体が活動期に入っているとしか思えない。
今年は、太陽の活動も活発らしいので磁気の影響とかもあるんでしょうけど。
あるサイトでは、地震と原発の関係が心配されてます。気になるなー。
4902.過去ログミ観たいです。出来たら宜しくお願いします。

火山と少し離れたかな?もし趣旨がちがければ削除してください。
[211.9.1.6][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows 98)]

5763. 2000年10月04日 16時47分38秒 投稿:らら。 
5700.吉野@千葉県さまご挨拶遅れてごめんなさい。コメントありがとうございます。
せっかく観測されているのにデータ−が表に公開されないなんてもったいない。ぜひ1日も早い公開を、望みます。
それから、環境科学センターの神奈川の環境や、東京都環境科学研究所のリアルタイムデータ−も、もしこの火山活動が落ち着いたとしてもそのまま継続してでーたーのこうかいを、お願いします。大気汚染がひどくなってきている近年毎日の生活にとても役立ちます。もし関係者の方でこの板を、見ておられる方がおりましたら。どうか打ち切らないようお願いします。
 
5725.saiさまいろいろ探してくださいありがとうございます。ほんと涙が出るくらいうれしいです。まだまだ未熟ものですが宜しくお願いします。
[211.9.1.6][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows 98)]

5762. 2000年10月04日 16時26分23秒 投稿:早川 
ちばさんへ,

きょうのNHKテレビは島の両端で2センチ縮んだという意味のことをいったと思う.
隆起しているのなら,伸びが期待されると思う.

[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

5761. 2000年10月04日 15時46分40秒 投稿:ちば 
 [http://dpo.ori.u-tokyo.ac.jp/research/Tide/time0.html]
コメント抜きで、追加します。
http://dpo.ori.u-tokyo.ac.jp/research/Tide/time0.html によって
作成した、三宅島と八丈島の潮汐曲線の比較画面をキャプチャーしたものです。

(赤が八丈島、黒が三宅島。指定内容は、期間1年、移動平均なし、重ね書き指定)
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

5760. 2000年10月04日 15時27分39秒 投稿:ちば 
 [http://dpo.ori.u-tokyo.ac.jp/research/Tide/time0.html]
黒が三宅島です。
確かかどうかは、まだ断定できない、
それでいいと思います。
たしかに八丈島でも、潮位が下がってきているから
黒潮の影響という解釈も十分に成り立つと思います。
というわけで、さっきのは「勝手な解釈」です。
しかし、沈降が続いているというふうには
もはや主張できないのではないでしょうか。
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

5759. 2000年10月04日 15時15分56秒 投稿:らら。 
5758.あまりにもながくなったので追加です。
9月中旬同じ登校半のこども12人中3人喘息で、1週間がっこうを、休みました。それと、へんなかぜ?がはやってました。9月下旬より皆喘息ありません。
とりあえず報告です。
[211.9.1.6][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows 98)]

5758. 2000年10月04日 15時08分00秒 投稿:らら。 
なんかいろいろ考えてて、あちこちのホームペーじを、探しててました。最近このページでガスと喘息の関係の論議が活発になるにつれ、火山ガスと喘息の臨床例みたいなのがあればよいなとおもいまして。
また、わが子どもの話になるのですが、硫黄臭が盛んに言われた頃慢性的に体調が悪く3度ほど夜間にかかりつけの病院に行きました。症状としては、喘息とアレルギー反応「かおのむくみや、声枯れ」もあったので、三宅島の言おう硫黄との関係を、伺いました。病院の先生は、8月下旬の硫黄臭騒ぎだけでそのあともかなりの火山ガスがでているのを、知りませんでした。9月4日のことです。夜間ですが、あまり喘息の患者は、いませんでした。
2どめは、9月7日です。この日は、真夜中なのにすごく混んでいました。症状的には皆かなり重く肺炎で入院した子も何人かいました。我が子も1回の処置では、よくならず2回処置してもらいなかば強制的に帰宅させてもらいました。「もう少しで入院」。。
この2度目の先生は何回か以前に診察していただいたことがあるので我が子のアレルギー反応を、知ってるので「顔がまたこんなになっているので何かに感作されたとおもうのですが。。今日も硫黄の値が高いのですがなにかかんけいありますかね・・。」と聞いたら「そうなんですか?あまり匂いしないけどまだ高いの?」といわれたので神奈川県のリアルタイムデータのほーむぺージを、教えました。
3度目の先生は、教授?かな・・上のランクの先生で「たぶんだんだん症状が、悪くなってきたので、最初からえらい先生だったのだと思う。。普通最初は、一番新しい当直医」だが、
やはり季節的に喘息が悪くなってきてると思ったみたいです。
 
ぜんそくは、一般的に春先と秋口に悪くなりやすく特に秋口は、重症化しやすいのです。
台風前や気圧の変化木枯らしなど面白いほどに症状が悪くなります。
 
たまたまこの季節と三宅島の火山ガスが重なったために火山ガスの影響と強く言うことがなかなか出来ません。病院の先生たちも本当に季節のせいだと思っていたみたいですから・・。
 
でもあれから数週間がたち世間やニュースや新聞でも火山ガスの影響が騒がれるようになってきました。先生たちも今ごろわかってくれているかな。。とおもいつつまたあったら聞いてみようと思うのですが9月下旬より火山ガスが飛んでこなくなったら喘息も起こらなくなり夜間病院に行く機会がないままです。ちなみに顔元のつるつるなきれいな肌に戻りました。

5730・ちばさん疫学的な統計を、とって調べるのは、よいことだと思います。
だとしたら今年1年の喘息患者の推移だけでは、なく過去何年間にわたって、月別にとるということは出来ないでしょうか。上記にも書いたように喘息患者は9月に悪くなるのは、当たり前というのが患者さんも含め先生も思ってます・。
過去何年間かの9月と比べて、今年の9月は、とても悪いという数字があれば、いろいろ働きかけるのに役立つと思います。

9月以降喘息で悪くなったという話を、探していますが掲示板とかチャットで皆季節のせいだと思ってるみたい。最近に匂いがないので火山ガスが発生していること自体実感でないのではないでしょうか。
日本地図で三宅じまのみならず全国の火山情報と、噴火が起きれば降灰、やガスの流れを、絵でわかりやすくしたのがあれば、匂いが飛んでこなくても絶えず噴火が起きてガスが流れているというのが実感できると思います。匂いがないとガスも出てないとさっかくを、起こす。目で見ればまだこんなにでててこっちにながれてるんだ・・とか気にとめることが出来る。

話は変わりますが過去ログ出来たんですね。楽しくよまさせていただいてます。いろいろな火山のことが書いてあり勉強になります。
全部読むにはまだまだじかんがかかりそうだけど・・。
少しずつよんでます。
[211.9.1.6][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows 98)]

5757. 2000年10月04日 14時56分04秒 投稿:早川 
5756ちばさんへ,

黒が三宅島で赤が八丈島ですね.
三宅島の沈降はいいのでしょうが,隆起に転じたかどうかは,気圧計と潮位計の不具合で,たしかかどうかわからないと,水路部が書いてるのでしょ?
[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

5756. 2000年10月04日 14時47分07秒 投稿:ちば 
 [http://dpo.ori.u-tokyo.ac.jp/research/Tide/time0.html]
5748竜さん>
衝動を抑えがたく、作ってしまった画像を紹介します。
三宅島と八丈島のtide curveの重ね合わせです。
上記ページで作成したものを、少しいじってあります。

三宅島が沈降して隆起に転じたことが読み取れると思います
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

5755. 2000年10月04日 14時34分28秒 投稿:山川 
5664で、らら。さんが書きこみをしてくださった朝日新聞の
「三宅島からの二酸化硫黄都内でも危険な水準」という記事について
ですが、4902で山崎さんが紹介された,共同通信ニュース速報の
原研のシミュレーションはすごいのではないかと思いました。
[211.3.235.5][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; MSN 2.5; Windows 98)]

5754. 2000年10月04日 09時31分35秒 投稿:ちば 
赤場暁付近の道路は、
何度も土砂流出と復旧をくりかえした地点です
道路の両側には押しのけた土砂と
その逆流を防ぐ「トン袋」という
大きな土のうが並べられています。
それらの外側に泥流の流下痕跡が
(道路と直交する方向)みえると思います。
朝日新聞の写真では、道路が流路となって
北方向に流れて、建材工場付近に
達しているようにみえました。

はやかわさんのいう段差は
村営の砕石場の手前の海側に村が作った
人工流路のことではないでしょうか。
全島避難前にはできていたと思います。
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

5751. 2000年10月04日 08時35分18秒 投稿:早川 
いまのNHK0831ニュースで,赤場暁(あかばきょう)の都道をおおう泥流の空撮が映った.

道路とほぼ垂直な(ゆるやかな)段差がみえた.北が高く南が低い.落差は50〜100センチ.

これって,前からありましたっけ?

[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

5750. 2000年10月04日 04時19分45秒 投稿:いけだ 
 [http://www.asahi.com/1002/past/pnational02018.html]
ちばさん5743.>
どうもありがとうございました。

>雨が降りそうなときに傘を持っていくような、対応

そうなのです。そういったものが欲しいのです。
そう言えば最初傘をさして歩いた人は街中の人の笑いものになったんでしたっけ。

…もう少し、考えさせていただきます。
何かを言うには圧倒的にデータが足りない。
[210.166.226.29][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

5749. 2000年10月04日 02時05分57秒 投稿:みね 
www(world wide web-site)の特性として、英語が標準語だと痛感します。
得意なわけではないものの、速断しないと、ネットサーフィンに支障します。
そんなこんなで、辞書使う余裕がない、「山勘クリック」が日常です。

古き良き、「大和言葉」への愛着を大切に守りつつ、
英語への心理的障壁は低くしての、Brokenを感じてます。

閑話休題、
firstgovさんを、ご紹介します。
http://firstgov.gov/ is an official United States Government website.
FirstGov is a Project of the President's Management Council and is
managed by the FirstGov Team.

日本語で、十分に、満足するほど、情報が得られるのであれば不用でしょう。
日本語だけでは、情報不足を感じられる場合には、WWWを、私はお勧めします。

[210.141.117.1][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; MSN 2.5; Windows 98)]

5748. 2000年10月04日 02時03分29秒 投稿:竜 
 [http://dpo.ori.u-tokyo.ac.jp/research/Tide/time0.html]
5747の訂正 上の頁,良くアドレスを見たら東大海洋研ですね.
お詫びして訂正します.もちろん水路部さんはデータを提供されて
いるはずですが.
[210.131.121.1][Mozilla/4.7 [ja] (Macintosh; I; PPC)]

5747. 2000年10月04日 01時59分30秒 投稿:竜 
 [http://dpo.ori.u-tokyo.ac.jp/research/Tide/time0.html]
↑ 水路部さんがこんなすばらしい頁を作っていたとは恥ずかしながら知りません
でした.

さのさん(5712)の疑問
>しかし、1990年から1999年位にかけて三宅島の潮位が下がっているのが気になる。
>この変化は、同時期の地殻変動(三宅島の隆起)を表しているのではないか?
>今回の三宅島の噴火イベントと関係があるのでは?
の答えを得るためには,少なくとも水路部のGPS観測ときちんと比較する必要があると
思います.

さて,教えて頂いた頁からたどっていくと,ここに「海流速報」や「海流推測図」があります.
これらを丹念に見ると昨年の10月下旬以降は黒潮が一ヶ月程度の時間スケール
で激しく流路を変えていることがわかります. このあたりの解説も参考になり
ます.で,今年の8月以降はどうかというと,8月下旬から9月下旬にかけて黒潮の
流路は三宅島に急速に接近します.そのため,少なくとも9月の上旬までの島の沈降
量を潮位計のデータから読みとるのには注意が必要です.ただ,9月下旬現在でも黒
潮が三宅島のごく近くに居座っているにもかかわらず,潮位計の値が減少傾向にある
理由は私にはわかりません.
#気圧補正でどの程度値が変わるのかな?

しかし,黒潮の真ん中の水面と周囲の海水面とでは1mもの水位差があるとは
しらんかった.
[210.131.121.1][Mozilla/4.7 [ja] (Macintosh; I; PPC)]

5746. 2000年10月03日 23時12分40秒 投稿:すみれ 
生化学の先生にお尋ねしてみたのですが、
よく わからないというご返事でしたが、******以下の事を教えてくれました。

 フリーラジカルや活性酸素は炎症をさらに拡大させるだろうなあ・・・と思います。
 以下 転載です。

*******************************************
>調べた中でよさそうのをメモしておきます。 
>やさしい環境科学、保田仁資、 化学同人、112p, 1999よりーーーーー
 空気中に1ppmの亜硫酸ガスが含まれている場合、
1日に33mg, 1ヶ月に1gを吸入することになる。 SO2は呼吸器粘膜を
刺激し、気管支喘息を引き起こす。 そして上気道で溶けて吸収される。
SO2が体内で酸化されるとフリーラジカルや活性酸素などが生成する。
ーーーーー以下略
[133.205.224.29][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)]

5745. 2000年10月03日 23時07分13秒 投稿:御野@狛江 
御野(おんの)といいます。初めて書き込みさせていただきます。
東京・狛江に住む文系の者です。
つい1週間前にこの掲示板の存在を知りました。
毎晩、過去ログを少しずつ読んでいます。
新聞やテレビの伝えることを鵜呑みにすることの怖さを
改めて実感しています。
明日22:00のNHKで三宅島の火山ガスの特集があるそうです。
[202.247.160.57][Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)]

5744. 2000年10月03日 22時27分00秒 投稿:ちあきん 
そうなんです。すいません。

私は単純に三宅島からのガスが東京で人命を脅かすほどの力あるか知りたくて
あの様な質問したのですが。質問の中に素人考えの濃度とか使ったものですから、
誤解をしていたみたいです。
そういう濃度にはならない。だから安全みたいに。

単純にやはり危険と言う事がわかりました。
それを、もっとはっきり言って日本全体に認知させれば良いのにね。
[211.17.160.50][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows NT; DigExt)]

5743. 2000年10月03日 22時13分55秒 投稿:ちば 
気象庁から発表される毎日の天気予報の中で、
三宅島のガスの影響範囲の予想をだせないでしょうか

火口から出るガスの量は予測はできないにしても
もしも出た場合の風下はどっちなのかはわかると思います

そういう情報が頻繁にあれば、
雨が降りそうなときに傘を持っていくような、対応ができると思います。
きょうは、ガスが濃そうだから、出かけるのはやめて
窓を閉め切って自宅でじっとしていようとか
マスクを用意していこうとか
自転車で行くのをやめてバスにするとか
その人なりの適切な対応ができると思うのです。

たしか、鹿児島のテレビで(島原でもやってた)
天気予報の中で降灰の分布予測を見た記憶があります
>いけださん
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

5742. 2000年10月03日 21時14分44秒 投稿:桜島10kmより木下 
 [http://www-sci.edu.kagoshima-u.ac.jp/st-sci/physics/soturon/koyamada/]
5739さのさま、 きちっとした説明有り難うございます。
5741松島さま、 八丈島情報を整理して頂き有り難うございます。
私の指摘の意図は、
高層データや850hPa高層天気図がなくても、インターネット環境になくても、
毎日のTVや新聞で身近に得られる地上天気図で、重要な海抜1000-1500mの風を理解し予測できるということにあります。
 気象のプロでない喘息などアレルギーに過敏な方々が安心できる日や気をつける日を自分で判断できるのにお役に立てばというためです。

勿論、この簡便な方法は、等圧線の粗いときなど、若干のズレはやむを得ません。
また、地上天気図と850hPa高層天気図および850-900hPaの風との関係をつかむのに、さのさんのコメント5739が重要だと思います。なお、

鹿児島では、上空約1500mの風として、実は850hPaの風のデータと予測を天気予報で提供しています。雲仙噴火では、高層観測点は福岡と鹿児島なので、長崎・熊本では予測だけを放映していたと記憶しています。

さらに、5727で紹介した上記ページ(2000.1の稿)では、
2.4 風データについて
気象庁が毎年出している高層気象観測年報が、1996年からCD-ROM化され1988〜1998年版が発行されている[7]。そのうち、1998年鹿児島上空の風データをMicrosoft Excelで使用した。測定時間は3時、9時、15時、21時の4回である。風向WD(°)と、風速WS(m/s)を用いて解析した。風向WD(°)は北風を0°として時計回りに何度の方角から風が吹いてくるかで表現してあり、例えば270°は西風となる。桜島上空の噴煙の流れは、海抜約1500mにあたる850hPaの風で理解される場合が多い。しかし、山麓に火山ガスを吹き降ろす強風の時は、900hPaと925hPaの風が有効であることが分かっている[8]。大きな爆発のときなどは3000〜4000mも噴煙が上がるが、今回解析する1998年12月ではそれほど大きな爆発はなく、専ら925hPaの風データを使用した。指定気圧面925hPaは海抜約850m程度、700hPaは3000m程度に相当する[3]。引用終わり

ところで、本州への火山ガス移流を理解するには、八丈島とともに館野などのデータもすぐほしいと思います。
[163.209.82.39][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 95)]

5741. 2000年10月03日 17時39分07秒 投稿:松島 
三宅島にもっとも近い高層気象観測点の八丈島における風のデータです。
下の表は「理科年表2000年版」の378,382,384ページから書き写したもので、
1961年から1990年の間の30年間の月ごとの平均値です。
風向は北を0度として時計回りに360度までで示されます。かっこ内は16方位に
なおしたものです。風速は m/s の単位です。およその高さが変わるのは季節変化に
よるものです。
冬から春にかけて西風が強くなります。月平均するとほとんど西寄りの風になってしまい
ますが、前線が通過する前は南風、後は北風が吹くこともあるでしょう。東海地方から
伊豆諸島にかけては中部山岳を回り込むように風が吹くために北風になりにくいです。
大気の上下方向の混合については、
これからしばらくは海面温度と気温の温度差があまりないために、前線や台風以外では
大気中では強い対流が起きにくく、上空の二酸化硫黄なども降下しにくいと思われますが、
冬になると温かい黒潮と冷たい季節風との温度差が大きくなるので、対流が活発になって
上空の二酸化硫黄なども降下しやすくなるかもしれません。八丈島では冬は時雨や雪が
降ったと思います。関東地方などの内陸では冬が近づき日射量が小さくなるほど対流が
活発な領域の高さが低くなるので、上空の二酸化硫黄などが降下してくる可能性は小さくなる
と思います。

気圧(およその高さ)   1月        2月       3月
             風向 風速   風向  風速   風向  風速
850hPa(1460m)    274(西) 10.5 275(西)  9.8 269(西) 8.2
700  (3000m)    273(西) 18.6 274(西) 18.3 271(西) 16.2
500  (5500-5600m) 269(西) 35.7 271(西) 34.4 270(西) 31.2
300  (9150-9200m) 264(西) 65.6 267(西) 61.0 268(西) 51.5

気圧(およその高さ)      4月          5月         6月
              風向    風速     風向   風速    風向   風速
850hPa(1490m)    253(西南西) 5.3 249(西南西) 4.7 244(西南西)  6.0
700  (3100m)    263(西)   11.0 259(西)    8.6 254(西南西)  9.3
500  (5700-5800m) 265(西)  21.9 262(西)   17.9 258(西南西) 15.4
300  (9500-9700m) 265(西)  36.0 262(西)   30.2 261(西)    24.2

気圧(およその高さ)     7月          8月        9月
               風向  風速     風向  風速   風向  風速
850hPa(1500m)    250(西南西) 4.4  219(南西)  2.7  220(南西)  2.5
700  (3150m)    267(西)     5.2  237(西南西) 2.4 245(西南西) 5.7
500  (5850m)    272(西)     6.9  253(西南西) 2.8 250(西南西) 10.7
300  (9600-9700m) 287(西北西) 8.4  286(西北西) 2.9 254(西南西) 14.5

気圧(およその高さ)      10月       11月      12月
               風向   風速   風向  風速  風向  風速
850hPa(1510m)    261(西)     1.3  262(西) 5.1  269(西) 9.0
700  (3100-3150m) 255(西南西) 8.1  262(西) 12.5 267(西) 16.6
500  (5700-5800m) 254(西南西) 19.4 260(西) 27.8  264(西) 33.6
300  (9300-9600m) 255(西南西) 32.7 259(西) 50.0  261(西) 62.5
[130.34.125.208][Mozilla/4.75 [ja] (Win98; U)]

5740. 2000年10月03日 11時33分50秒 投稿:なべ 
>海抜1000-1500mの気象状況を見るには、地上天気図ではなく850hPa高層天気図が向いて
>います。この天気図には、気圧850hPa(大体高度1500m位)の等圧面の等高線が太実線で
>表示されています。風と等高線の関係は、上記の風と等圧線の関係と同じに考えてよいです。
>ただ、等高線と風の方向は、地上よりもより平行に近くなります。
>また、この高層天気図には、高層観測点の温度、風向、風速等と、湿潤領域(温度と露点
>温度の差が3℃未満の領域)が表示されています。後者は、ハッチ(ボツボツ)で表されて
>いて、降雨をもたらすような湿った大気の存在を示しています。

>850hPa高層天気図は、気象FAX受信装置があれば誰でも入手できますが、WEBで無料で公開され
>ているところは少ないです。

なぜか「赤旗」は高層天気図を載せて(今でも載せている?大昔の話)いて、隣の地学科の学生は党員でもないのに山の天気を知るためにたいてい購読していた。私も一時期購読していた。
[210.251.3.53][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 95; Yahoo! JAPAN Version Windows 95/NT CD-ROM Edition 1.0.)]

5739. 2000年10月03日 09時45分19秒 投稿:さの 
> 5727 桜島10kmより木下 さま に追いかけ

> 三宅島からの火山ガスは、海抜1000-1500m程度の風で運ばれることが多いと考えられます。
> 但し地上風はバラツキが大きく、あまりあてになりません。
> 上空の風を簡単に検討をつける方法は、天気図です。
> 台風や低気圧の中心のまわりは、時計と反対の回りにほぼ等圧線に沿って吹きます。
> 詳しくは少し中心に吹き込むかも知れません。
> 高気圧の回りは時計回りの風ですが、その中心に近づくほど穏やかです。

海抜1000-1500mの気象状況を見るには、地上天気図ではなく850hPa高層天気図が向いて
います。この天気図には、気圧850hPa(大体高度1500m位)の等圧面の等高線が太実線で
表示されています。風と等高線の関係は、上記の風と等圧線の関係と同じに考えてよいです。
ただ、等高線と風の方向は、地上よりもより平行に近くなります。
また、この高層天気図には、高層観測点の温度、風向、風速等と、湿潤領域(温度と露点
温度の差が3℃未満の領域)が表示されています。後者は、ハッチ(ボツボツ)で表されて
いて、降雨をもたらすような湿った大気の存在を示しています。

850hPa高層天気図は、気象FAX受信装置があれば誰でも入手できますが、WEBで無料で公開され
ているところは少ないです。

国際気象海洋(株)のページ がお勧めです。

また、予想図は 新日本気象海洋(株)のページ で見ることができます。
ただし、予想図は実況図より一段と専門家向け仕様で、一般の方が読むのはかなり難しいです。

> 5738 早川さま

1万m上空はたいてい「対流圏」の中ですが、ここの大気が地上まで降りてくるのは大変です。
また、これからの季節だと1万m上空の西風は100m/sくらいになることもあります。
上記 5727 桜島10kmより木下 さまご紹介のように、三宅島の火山ガスは、比較的強い風に乗って
高々2000m以下くらいの所を余り乱れずに進んでくるパターンが危ないと思います。
大気が垂直方向によく混ざるのは、晴れた日中で大体高さ1000m位までの範囲です。

これからの季節でも、低気圧が日本海に入って発達するようなことはしばしばあり、
そんなときは強い南風が吹きます。よくその後寒波の襲来なんてパターンになります。
秋口だと、低気圧の後ろから、強めの上空寒気を伴ったシベリア方面から移動性高気圧が
張り出してくるなんて時です。
[210.165.70.180][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)]

5738. 2000年10月03日 07時52分57秒 投稿:早川 
5735Hal.Tさんへ,

噴煙の拡散速度は,上空の横風の速度に比べて小さいので,まとまって移動しているようにみえます.上空2000メートルの横風の速度は,10m/s程度でしょう.上空1万メートルだと,30m/sくらいになります.

上空1万メートルなら,1時間で100km移動します.わずか1時間しか拡散していない(薄まっていない)毒ガスが本土を襲うことが考えられます.ただし,上空1万メートルの風はたいてい西風です.東側に陸地がないのがさいわいです.

これからの季節,速い南風が吹きうるかどうか,わたしは詳しくありません.

[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

5737. 2000年10月03日 07時41分54秒 投稿:sai 
#5735. Hal.Tさんへ

>友人からもらった旅客機からの写真をボンヤリ見ていると、白い噴煙はかなりの距離をまとまって流れているように見えます。

http://weather.is.kochi-u.ac.jp/
の可視光の晴れた昼間の画像を観察すると 三宅島雲が一直線になびいてるのが観察出来ます。

>気体は拡散するという常識が、kmオーダの巾と厚みをもつ気団に対しては軽々しく通用しない気がしてきました。

サットンの拡散式のようにはいかないようです。
[202.208.61.185][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.5; Mac_PowerPC)]

5736. 2000年10月03日 05時38分07秒 投稿:いけだ 
ちばさん5730>

>疫学的な調査を早急に実施して、9月中旬以降
>どれくらいの患者が発作を起こし、
>どれくらいの方がなくなったのかをはっきりさせ、
>三宅島の火山ガスの影響を推し量る必要があると思います。

率直に質問します。批判ではありません。

もし仮に疫学的な調査の結果、広範囲に渡る火山ガスの影響が確認されたとします。
で、どのような対策を想定しているのでしょうか?

このことを、わたしはずっと考え続けています。
[210.166.226.48][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

5735. 2000年10月03日 01時13分02秒 投稿:Hal.T 
 [http://www.madlabo.com/mad/research/volcano/index.htm]
友人からもらった旅客機からの写真をボンヤリ見ていると、白い噴煙はかなりの距離をまとまって流れているように見えます。
気体は拡散するという常識が、kmオーダの巾と厚みをもつ気団に対しては軽々しく通用しない気がしてきました。

[210.250.0.190][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

5734. 2000年10月03日 01時12分42秒 投稿:Cauli. 
5732古井戸さん>(Hal.Tさんから過去ログの整理上要請があったので、引用元表示変えます)

>環境庁の大気保全局に問い合わせてみて下さい

出たっ! お役所得意技たらい回しっ。「問い合わせてみて下さい」とは同じ建物にいるくせに環境庁とは打ち合わせてないな。

…なんて油売ってると削除されそうなので真面目な話をすると、こういうときは報道発表資料に明記された担当官に「ご指名」で問い合わせるのがコツです。その上で、「うちでは医者のことまで判らない」とか言われたら、じゃあどこに訊けばいいですか? と確認してそこに尋ねてみましょう。仮にその先が厚生省で、「環境庁に問い合わせてくれ」と言われたら、「さっき環境庁○○課の××さん(ここできちんと名前を出す)に訊いたら厚生省△△課だと言われた。両者で相談してきちんとした返事がほしい」と連帯責任にするのも手です。

もうひとつの手は、広報担当課はマスコミ対応だけでなく国民の声への対応(役所用語で「広聴」といいます)を兼ねていることが多いから、そこを通してみるのもいいかもしれません。Web掲載のメールアドレスは広聴担当が受ける役所もあるけど、情報システム担当が受けるため満足な返答が期待できない役所もあります

いずれにせよ、たとえ色よい返事がもらえなくても、自分の名前と電話番号をメモさせて「何かわかったら教えてください」と言っておいた方がよいでしょう。電話を受ける方もいきなりだと対応が不適切になりがちで、後で反省することもありますから。
[211.2.44.125][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

5733. 2000年10月03日 00時39分55秒 投稿:y 
10月2日(月)午前7時20分ころ NHK第一ラジオ
「災害史に学ぶ」 この日の放送は磐梯山について。
活発なときは、すごい。400数十名の命をうばった?ことがある。
 以前のこの放送だと思う。
「海に火柱、近畿まで噴煙がとどいた」と続日本記とかいう、
古い記録に、三宅島の活動の記録があるときいたのは。
[210.197.165.160][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 95; DigExt)]

5732. 2000年10月03日 00時31分30秒 投稿:古井戸 
kgc@久留米さん、ちばさん>「悪石島」了解しました。

ありがとうございました。奄美大島には、ダイビング目的で2回ほど訪れたのですが、
不勉強な私は、こんな島があることも、そこに3つも(?)火山があることも、今まで知らなかった。本当に、感謝です。

さて、昨日ふと、思い立って厚生省のホームページへ、メールにて以下の質問をしました。
早速返事が来ました。


>三宅島から大量に噴出している火山ガス
>報道されている以上に多くの種類が出ているようですし、
>身体的な影響もあるようです。
> 
>どこに行けば、専門の医者はいるのでしょうか?
>
>ホームドクターは対処方法を知りません。
>
>これをきっかけに喘息になることは考えられないのでしょうか?
>悪化している、発作が出やすくなった、ということはないだろうか?
>因果関係が明確でないため表立って動かないだけで
>密かに環境庁に働きかけたり、気象庁と情報交換しているのならいいのですが。
>
>あまり話題になっていない今だから、積極的に厚生省に動いてもらいたい。
>国民の健康を守るためです。

以下、www−ADMIN@mhw.go.jp(厚生省?)からのお返事
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
「火山ガスの影響」について返信します。

 メールを拝見しましたが、この件につきましては
環境庁の大気保全局に問い合わせてみて下さい
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
宿題が終わったら、大気保全局に聞いてみよっと。
[133.205.107.101][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

5731. 2000年10月02日 23時06分31秒 投稿:Cauli. 
 [http://www.gsj.go.jp/~imiyagi/Works/Event/Miyake2000/]
地調宮城さんの速報ページ↑。

「10月1日の測定例(中略)この図の38000,39000t/dは過小評価です」って…。火山観測情報は例により1日遅れの第267号(10月2日16:30)添付資料で10月1日の観測値を伝えていますが、23000-40000トン/日と相変わらず高い数値。北寄りの風だったから良かったようなものの、全然気を抜けやしない。

「そこで風早@地調は、COSPECを高濃度SO2測定が可能なように改良するための作業を、巡視船「はやと」にて行なっています。」
ごくろうさまです。地表の観測機器は人為的にSO2を浴びせて1ppmでも10ppmでも較正できるのでしょうが、COSPECではそうもいきそうもないですしね。

#本発言は、#5722にリンクミスがあったため削除して再投稿するものです。
[211.2.44.150][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

5730. 2000年10月02日 22時57分06秒 投稿:ちば 
 [http://www.geo.chs.nihon-u.ac.jp/tchiba/volcano/catalog/kaz-5.htm]
■ようやく出張からもどってきました。
秋田駒ヶ岳の山頂は良い天気で、空気がおいしかった。
1970-71年溶岩も良く見えました。

■悪石島は鹿児島県のトカラ列島にあります。
奄美大島と屋久島の中間くらいです。
データは↑のページを見て下さい。
位置は、第四紀火山分布図中のno.5です。
>5276古井戸さんへ

■横浜市内のある高校では、9月中旬くらいから
喘息などの症状が悪化して病欠する生徒が増えているそうです。
(時期的には三宅島の火山ガスとの関連も疑われます。)
須藤さんの八王子のデータの発表や警告もあったわけですし、
疫学的な調査を早急に実施して、9月中旬以降
どれくらいの患者が発作を起こし、
どれくらいの方がなくなったのかをはっきりさせ、
三宅島の火山ガスの影響を推し量る必要があると思います。
5700吉野さん>
千葉県の年間の放出量と三宅島の1日の放出量がほぼ匹敵するという
重要で具体的な指摘を、たいへんありがとうござます。
千葉県は、関東では三宅島に最も近いわけでもあり
リアルタイムの情報公開は、
火山ガスのハイリスクパースンを救うためには
急がなければならないと感じています。よろしくお願いします。

■この掲示板は、どうやらみんなみています。(5707ASAさん)
インターネットの新たな可能性を示しているといえるかもしれません。
できるだけ、議論が堂々めぐりにならないようにしましょう。
みなさん、過去ログを把握した上で、推敲に推敲を重ねて書き込んでいただけるので、
それぞれの発言に重みがあります。最近は、削除することもすくなくなりました。
それでもあとで間違いに気づいたら、自分でも削除や修正ができますので、よろしく。
(留守がちな管理人より)
[210.166.70.109][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]

5729. 2000年10月02日 22時45分03秒 投稿:すみれ 
ド素人ですみません。関係無かったら削除して下さい。

吉野@千葉さま(#5700)ありがとうございます。
私、昔住んでいたのです、千葉に。
昭和44年〜48年は千葉市の学校に通っていました。 年がバレますね (^^;
で、その頃、光化学スモッグが(おそらく初めて騒がれた頃かな?)出て、児童生徒とか、
その他の人が、目がチカチカしたり、呼吸が苦しくなったりしたとか新聞に出たような記憶が・・。
当時は今の十倍も硫黄酸化物を排出していたわけですね!!
で、三宅島は二酸化硫黄のみでその当時の1年分を7〜8日で排出しているというわけですね!!
[133.205.224.90][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)]

5728. 2000年10月02日 22時27分56秒 投稿:kgc@久留米 
 [http://www.lycos.co.jp/map/here.html?e1=129&e2=36&e3=2&e4=3&n1=29&n2=27&n3=23&n4=9&u1=8&x=334&y=306]
#5726 古井戸さん> 
> 唐突なんですが、「悪石島」ってどのあたりにあるのでしょうか?

 悪石島は↑にあります。
[211.9.65.7][Mozilla/4.51 [ja] (Win95; I)]

5727. 2000年10月02日 22時05分23秒 投稿:桜島10kmより木下 
 [http://www-sci.edu.kagoshima-u.ac.jp/st-sci/physics/soturon/koyamada/index.html]
1.桜島噴煙観測と、火山ガスのSO2とSPMの強い相関を明らかにした小山田さんの上記ページが出来ました。

2.火山ガスの特性と対策について、下記の文献は図書館で手に入りやすいと思います。
[1] 羽根田治,火山ガスの特性と対応策を知る,山と渓谷,1997-11,145-147.
[2] 藤原泉,安達太良山の遭難から−火山ガスの警鐘,岳人, 1997-11, 92-96.
但し、風が弱くない時でも高温火山ガスに警戒すべきことがこれらの解説や、その背景の報告書などで不足していることを、前にご紹介した所で論じました。直接行くには、
http://www-sci.edu.kagoshima-u.ac.jp/volc/gas/edu/read/gastxt.html
です。特に追記もご覧ください。[1],[2]はそこでの引用文献です。

3.三宅島からの火山ガスは、海抜1000-1500m程度の風で運ばれることが多いと考えられます。但し地上風はバラツキが大きく、あまりあてになりません。
上空の風を簡単に検討をつける方法は、天気図です。
台風や低気圧の中心のまわりは、時計と反対の回りにほぼ等圧線に沿って吹きます。
詳しくは少し中心に吹き込むかも知れません。
高気圧の回りは時計回りの風ですが、その中心に近づくほど穏やかです。
前線は、低気圧がつながったように考えて下さい。
取りあえず、たかやまさん等のお話への補足で、下記にも書いてあります。
http://www-sci.edu.kagoshima-u.ac.jp/volc/gas/public/index_p.html

時間がなくて、これまでの議論の引用が不足したままですが、ご参考まで。
[163.209.82.39][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 95)]

5726. 2000年10月02日 21時19分03秒 投稿:古井戸 
唐突なんですが、「悪石島」ってどのあたりにあるのでしょうか?
奄美大島のそば?
地震が群発?して、一部島民が避難していると、NHKニュースで言ってましたが。
ちょっと、宿題を済ませてから調べよっと。
[133.205.107.146][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

5725. 2000年10月02日 20時38分29秒 投稿:sai 
#5690. ららさんへ
努力してみましたが、なかなかここというBBSが見つかりませんね。

http://www.tcup5.com/511/dorachin.html

わかばクリニックの掲示板 ...うちわのチャットには良さそう。

http://www.tcup1.com/146/sumio.html

Medical Explorer 医療情報交換掲示板 ...かたい。

よろしかったらご利用を。

追加情報

http://www.nies.go.jp/kenko/health/kobayashi/kobayashij.html

小林隆弘(理学博士)さん

研究概要
>大気汚染物質が気道(鼻から肺までの空気の通る道)の持つ免疫を制御する機能にどのような影響をおよぼすか明らかにすることが研究の中で最も興味のあるところです。大気汚染物質に暴露されると気道のこの免疫を制御する機能が乱されることを示唆する結果が得られています。この乱れが喘息や花粉症の原因になる可能性について検討しています。


以前の書き込みで 道端 達也氏の敬称が抜けておりました。
大変 失礼しました。
[202.208.61.201][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.5; Mac_PowerPC)]

5724. 2000年10月02日 20時18分36秒 投稿:M3 
 [http://mekira.gsi-mc.go.jp/index.html]
>5723
↑そこからたどり着いたページ「日本列島の地殻変動 2000年9月」

GPS連続観測システムが捉えた地殻変動 アニメーションGIF (約1.0MB)
http://mekira.gsi-mc.go.jp/crstanime.html
JAVAアプレットによる
"最新の地殻変動情報(内容は解析終了後に順次更新されます。)"
http://mekira.gsi-mc.go.jp/hendou_new.html

私のnotePCでは、サイズが大きすぎてちょっと見にくいのが残念

[202.219.158.157][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows NT 5.0)]

5723. 2000年10月02日 19時57分36秒 投稿:M3 
 [http://www.gsi-mc.go.jp/SERVICE/index.html]
↑数日前見たときは、幾つかリンク先に飛べなかったのですが、直っています。
(mailしたから?)

「験潮データ」のリンクのもOK。
[202.219.158.157][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows NT 5.0)]

5722. 2000年10月02日 19時54分06秒 投稿:Cauli. 
地調宮城さんの速報ページ↑。

「10月1日の測定例(中略)この図の38000,39000t/dは過小評価です」って…。火山観測情報は例により1日遅れの第267号(10月2日16:30)添付資料で10月1日の観測値を伝えていますが、23000-40000トン/日と相変わらず高い数値。北寄りの風だったから良かったようなものの、全然気を抜けやしない。

「そこで風早@地調は、COSPECを高濃度SO2測定が可能なように改良するための作業を、巡視船「はやと」にて行なっています。」
ごくろうさまです。地表の観測機器は人為的にSO2を浴びせて1ppmでも10ppmでも較正できるのでしょうが、COSPECではそうもいきそうもないですしね。
[211.128.226.171][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

5721. 2000年10月02日 19時33分49秒 投稿:M3 
特に意味はない情報ですが、東京都のホームページのレイアウトが変わりました。
miyaketopは画面右側のリンクになりました。
[202.219.158.157][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows NT 5.0)]

5720. 2000年10月02日 18時29分43秒 投稿:Cauli. 
ここ1週間のガス関係発言を抜粋しました。近くHal.Tさんにより、上の[三宅島噴火をめぐる議論の履歴へ]のリンク先にある火山学者のひとりごと(ガス)index以下に追加されると思います。「抜粋の抜粋」は230kBを超えてしまったため、ダウンロード用に圧縮版も作りました。


早川さん(#5718):
>現地設置の観測機器による三宅島の火山監視ができなくなってきたことを,わたしは痛切に感じます.

むしろ、験潮所(海上保安庁)はこれまでよくやってきたと思います。かとれあ丸でなく自前の船を使えるのと海から近いことで、自家発電装置の燃料補給が容易だったのかもしれませんけど。

大学総合観測班のページにもありますが、電源と通信を自前で確保するのは大変です。それは金で解決可能とはいえ、同じ予算で行うには観測事項や観測点の縮小が必要になりましょう。いまそれが行えるのは9月12日閣議決定された予備費14億円が使えるからであって、8月18日時点でこの計画を実行するのは難しかったのではないでしょうか。

もちろん、8月18日噴火直後に緊急火山情報が発表され、(防災関係者を含む)全島避難の方向性が決まっていれば、その時点で予備費使用を要求して9月上旬頃から無人観測を始められたかもしれませんけど。
[211.128.227.251][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

5719. 2000年10月02日 14時57分27秒 投稿:さの 
 [http://www.jhd.go.jp/cue/ENGAN/real_time_tide/htm/kck_main.htm]
>5716 5717 さの にさらに追いかけ

海保水路部リアルタイム検潮データページ↑「三宅島」の注意書きが
「10月2日午前11時ころから験潮所の電源供給が停止したため、以降の潮位、
気圧データは更新されません。また、気圧計は、8月中より故障中です。」
に変わりました。(14:40確認)
このページを監視してらっしゃるようですね(・・;)

とすると、5712 さの で紹介したページで、
気圧計故障以後の三宅島の潮位を見るときに注意が必要ですね。
ここ の「処理」にあるように、
気圧補正が加えてられていますから。> 早川さま

[150.67.32.3][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98) via proxy gateway CERN-HTTPD/3.0 libwww/2.17]

5718. 2000年10月02日 14時40分24秒 投稿:早川 
5716,5717さのさんへ,

現地設置の観測機器による三宅島の火山監視ができなくなってきたことを,わたしは痛切に感じます.

それほど,いまの三宅島のちからはつよいのだろうか.しかし,もうすこし前から,こうなるかもしれないことを予知して対応してほしかったと,残念です.すくなくとも,8月18日からの二週間は,(島民が留め置かれたことからわかるように)それができたはずなのですから.
[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

5717. 2000年10月02日 13時25分33秒 投稿:さの 
 [http://www.jhd.go.jp/cue/ENGAN/real_time_tide/htm/kck_main.htm]
5716 さの に追いかけ

海保水路部リアルタイム検潮データページ↑「三宅島」

本日11:00から潮位計本体もおかしくなった模様(潮位
が動いていない?)(13:20に確認)。
[150.67.32.3][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98) via proxy gateway CERN-HTTPD/3.0 libwww/2.17]

5716. 2000年10月02日 12時18分48秒 投稿:さの 
 [http://www.jhd.go.jp/cue/ENGAN/real_time_tide/htm/kck_main.htm]
>5713 早川さま

海保水路部リアルタイム検潮データページ↑「三宅島」の欄に
「三宅島験潮所の気圧計は故障中のため、正しい気圧データを
表示していません。」と注意書きが付け加えられました(12:10
に確認)。

[150.67.32.3][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98) via proxy gateway CERN-HTTPD/3.0 libwww/2.17]

5715. 2000年10月02日 11時13分36秒 投稿:前田@神津島 
下記、メールアドレスが載りませんでした、すみません
[203.141.117.175][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows NT 5.0)]

5714. 2000年10月02日 11時11分10秒 投稿:前田@神津島 
http://www.jhd.go.jp/海上保安庁水路部の

伊豆神津島の最近の地殻変動などの、データーで、判ることがあるのでしょうか?

群発地震が始まる大分前(数年?)に載ってました。こんなのを載せられれば観光が・・・
と思い、何故神津島の名前がと思いメールしたことを覚えています。
今となれば、前兆現象だったのでしょうか?

[203.141.117.175][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows NT 5.0)]

5713. 2000年10月02日 10時37分46秒 投稿:早川 
5712さのさんへ,

わたしは測地学者でも海洋学者でもありませんが,さのさんが教えてくれたやりかたで,そのページをみました.

たしかに「1990年から1999年位にかけて三宅島の潮位が下がってい」たことを確認しました.

「6月下旬から9月上旬にかけての島の沈降と、それ以降9月末にかけての反転隆起」も確認しました.

反転隆起がほんとうに起こっているらしいことを,はじめて確認しました.
沈降の停滞あるいは隆起の変換が8.18ころに起こったと想像していましたが,9月10日ころまで沈降しいたらしいことをはじめて知りました.

8.18傾斜計ステップ停止より,8.29噴火のほうが,地下システムの変化によりよく関係しているらしいと思えてきました.

「09/30 16:00に気圧計がおかしくなったように見えるので、9月末のスパイク状
の潮位低下はその影響かなと思いますが。」について,ほんとうのことを早く知りたいと思います.

[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

5712. 2000年10月02日 09時51分43秒 投稿:さの 
> 5704 竜 さま

三宅島内のGPSの多くが止まる中で、この1か月来、三宅島の潮位について このページ
(縁辺海観測国際協同研究計画(NEAR-GOOS)成果公開ページ)を見てきました。

■ このページで、次のように指定してグラフを作ります。
期間:1年間、最終年:2000年、移動平均:(空白)、図の大きさ:1.0倍
指定検潮所:三宅島

このグラフを見ると、6月下旬から9月上旬にかけての島の沈降と、それ以降
9月末にかけての反転隆起は、黒潮の変動を超えて有意に見えます。
なお、元データ?の 海保水路部リアルタイム検潮データのページ を見ると、
09/30 16:00に気圧計がおかしくなったように見えるので、9月末のスパイク状
の潮位低下はその影響かなと思いますが。

■ また、次のように指定してグラフを作ります。
期間:40年間、最終年:2000年、移動平均:365日、図の大きさ:1.0倍
指定検潮所:三宅島、大島、八丈島、御前崎

この年移動平均グラフを見て、次のように考えました。
・御前崎の経年的地殻変動沈降がよく表されている(測地データを念頭に置いて)
・大島は長年ほぼ同じレベルにある
・三宅島、八丈島は、1年以上の周期の数10cmの変動が見られるが、それが地殻
変動か、黒潮などによる海況の変動なのかよく分からない。
・しかし、1990年から1999年位にかけて三宅島の潮位が下がっているのが気になる。
この変化は、同時期の地殻変動(三宅島の隆起)を表しているのではないか?
今回の三宅島の噴火イベントと関係があるのでは?
・ただし、八丈島でも1974年から1984年にかけて上記と似たような規模の長期的潮位
変化があったことが読みとれる。これは同島の地殻変動とは余り関係していない
ようだから、上記の三宅島の変動も長期的な海況の変化が卓越したものなのか??

5704 > #測地屋と海洋物理屋の長年の共通課題 ということで、潮位変動を
地殻変動と海況変動に分離することは難しく、特に今黒潮のど真ん中ある
三宅島については難しいのだろうと思いますが、上記のようなデータの見方を
してよろしいのでしょうか?

潮位のデータを毎日のように見ている方が多くいらっしゃると思いますので
敢えて質問致しました。また、上記のグラフはダウンロードできますが、
ここに掲示すると著作権に触れると思いますので避けました。
[210.165.70.102][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)]

5710. 2000年10月02日 08時51分44秒 投稿:M3 
>竜さん
 バックナンバーにもあります、4872. 2000年09月07日 15時22分16秒 投稿:かとう 
さんの説明で、解釈が難しいことは承知しています。ただ、大きくなっていた偏差が明らかに減り気味でそれが継続しているので、これは何故なのだろう?という疑問の提出という気持ちで発言しました。
 あと、三宅のカーブだけ異様に滑らかなことも疑問としてあったのですが、験潮所の個性というものなんでしょうか。
[202.219.14.214][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows NT 5.0)]

5709. 2000年10月02日 08時05分48秒 投稿:らら。 
そうです。川崎だから、無料なのではなく公害と認められたから無料なのです。言葉が足りませんでした。ごめんなさい。
[211.9.1.22][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows 98)]

5708. 2000年10月02日 07時51分15秒 投稿:Cauli. 
らら。さん(#5706):
川崎だから無料なのではなく、公害病として認定されているから無料なのだと思います。
公害健康被害の補償等に関する法律は、「事業活動その他の人の活動に伴つて生ずる相当範囲にわたる著しい大気の汚染(中略)の影響による健康被害」を対象にしているから、火山という自然現象による被害には適用されないと解します。
[211.2.44.69][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

5707. 2000年10月02日 07時31分47秒 投稿:ASA 
 [http://www.tky.3web.ne.jp/~jcj/relay.html#20001002]
日本ジャーナリスト会議のホームページで「気象庁とNHKへの疑問“噴出”」という記事を載せています。この「ある火山学者のひとりごと」を見ているようです。メールマガジンでも配信されています。
[203.179.218.220][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

5706. 2000年10月02日 02時59分00秒 投稿:らら。 
5702.cauliさま
ごめんなさい。何も関係ないかもしれませんが、0.1ppmを、超えているのは、川崎で、かわさきといえば、公害で喘息で有名で今でも喘息患者は、医療費が無料だと思うのですが・・。
[211.9.1.22][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows 98)]

5705. 2000年10月02日 01時32分45秒 投稿:Cauli. 
 [http://www.erc.pref.fukui.jp/erc/hou.html]
福井県環境科学センター(みどりネット)に、興味深い資料↑がありました。

大気汚染の常時監視と緊急時の措置に関するもので、二酸化硫黄濃度の1時間値が0.2ppm以上3時間継続、0.3ppm以上2時間継続若しくは0.5ppm以上になった場合又は48時間平均値が0.15ppm以上となった場合で、かつ、気象条件からみて当該大気の汚染の状態が継続すると認められるときは、都道府県知事はその事態を一般に周知させる等の「緊急時の措置」を講ずることになっています(大気汚染防止法第23条等)。8月28日都環境局発表には、法的な裏付けがあったわけですね。

これも過去の例を調べると、昭和46年度にはいおう酸化物(二酸化硫黄)について兵庫県の128回を筆頭に、全国で250回以上「緊急時の措置」が発令されていたことがわかります(環境白書昭和47年版)。当時は基準が現在と若干異なるのと条例に基づく措置の回数も含んでいるというニ点で、単純な比較はできないのですが。
[211.2.44.147][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

5704. 2000年10月02日 01時26分23秒 投稿:竜 
RE:5641
コメントを返すのが遅くなりました>M3さん

数値を拝見する限りは潮位計の精度で検知できる値ではありますね.ただ,この変化が地殻変動に
よるもののとすぐ考えるのはちょっと早いです.潮位変化には地殻変動の他にも海水面そのものの
変化も当然含まれます.三宅島あたりでは黒潮の流れの影響も大きいでしょうから,それぞれの影
響を分離して調べる必要があります.実はこれが非常に難しいのです.
#測地屋と海洋物理屋の長年の共通課題
[210.131.121.5][Mozilla/4.7 [ja] (Macintosh; I; PPC)]

5703. 2000年10月02日 01時02分49秒 投稿:さち@さいたま 
>茹でカエル
 わわわ、じっさいに茹でた方がいましたか! びっくり。と思ったら、出所まで!
わたしは、いつ、どこでこの話を聞いたかも覚えてませんでした。意外に広まっている話なんですねぇ。

>すみれ さん
 まずはきつい返答にこちらが気落ちしないことですよね。理解されないと思ったらすっと受け流し、理解されそうなところに積極的に働きかける。そういうスタンスが楽かな、と最近思っています。

>らら さん
わたしもすみれさんと同じところしか知りませんでした。もうちょっと探してみます。

>吉野さん
リアルタイムデータの公開、期待しています!
[203.165.233.23][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows 98)]

5702. 2000年10月02日 00時54分51秒 投稿:Cauli. 
らら。さん(#5697):
>日本の汚染の最高の昭和42年頃のピーク時で、0.06ppm

それは、一般環境大気測定局15局平均(昭和40年以降継続して観測されている地点15か所の年平均値)と呼ばれている数字(例えば、環境白書平成元年版)だと思います。あくまでも年平均値だから、今回のように風向きにより数時間だけ記録される数字と比較することは妥当ではありません。

なお、15局平均でなく1局(1地点)単位で調べると、過去には年平均値0.1ppmを超えた例も存在します(例えば、環境白書昭和47年版)。
[211.2.44.86][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

5701. 2000年10月02日 00時44分01秒 投稿:吉野@千葉県 
 [http://www.koe.gr.jp]
5700>
で誤植がありました。訂正させていただきます。

平成12年度(8月〜9月2日) 延170時間(最高値0.286ppm)
              ↑
              は、2日ではなく、28日です。お詫びいたします。
[202.238.121.254][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows NT 5.0)]

5700. 2000年10月02日 00時37分06秒 投稿:吉野@千葉県 
 [http://www.koe.gr.jp]
5684>さのさま
5697>ららさま
吉野秀夫(千葉県議会議員)と申します。
以下、よろしかったら参考にして下さい。

千葉県では京葉工業地帯に火力発電所、製鉄所、石油精製所、石化関係事業所などが林立しております。県では、それら各事業所の@燃料使用量、A煙道(煙突)での硫黄酸化物排出量(それだけではありませんが)をテレメーターで県庁内にリアルタイムで計測・記録しています。補足率は極めて高いと考えて結構だと思います。

その計測データから、千葉県内の事業所での燃料使用量から計算した硫黄酸化物の排出量は
  平成10年度で22,922トン/年度です(平成11年度千葉県環境白書69ページ)。
同じく、千葉県の発生源テレメーターによる硫黄酸化物排出量は、
  平成10年度で約24,600トン/年度です(平成11年度千葉県環境白書80ページ)。

三宅島雄山からの二酸化硫黄の排出量が38,000トン/日(9月27日気象庁発表)と比較すると、片や一年間、片や一日間、三宅島火山ガスのもの凄さを再認識させられました。

なお、千葉県における昭和40年代における硫黄酸化物排出量は昭和47年度版千葉県公害白書によると、
昭和43年 126,000トン/年度
     昭和44年 217,700トン/年度
     昭和45年 259,700トン/年度
     昭和46年 253,200トン/年度 であったと公表されています。

さらに、千葉県の大気汚染観測点(46局)における二酸化硫黄の環境濃度である一時間値が0.1ppm(環境基準)を超過した時間数を県当局から聞き取りました。以下の通りです。
  平成12年度(8月〜9月2日) 延170時間(最高値0.286ppm)
  平成11年度          なし
  平成10年度          延2時間(最高値0.146ppm)
  平成9年度           延1時間(最高値0.116ppm)

最後に、東京都、神奈川県、埼玉県が大気汚染のデータをリアルタイムでホームページに公表している中で、千葉県のみが独自対応できていないことについて、千葉の県会議員として、大いに反省させられました。すなわち、テレメーターで県内各事業所の燃料使用量までリアルタイムで捕捉するシステムを稼動させながら、そうしたデータの一般公開が遅れているわけで、大いに改善すべく、県当局に働きかけております。
[202.238.121.254][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows NT 5.0)]

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